Pineエディタの使い方

PineエディタはPine Script®の操作時に使用するメインツールです。Pineエディタではトレードに使うストラテジー/インジケーター/ライブラリの作成・編集・テストを行うことができます。

エディタを開くには、画面右側のツールバーにある「Pine」アイコンをクリックしてください。

エディタは開いている時の状態を自動保存します。エディタを閉じても、そのとき開いていたスクリプトや未保存の変更がすべて次回のエディタ起動時に復元されます。

表示モード

Pineエディタは、デフォルトではフローティングパネルとして開きます。画面上を移動させたりサイズを調整することで、チャート上の重要な要素が隠れるのを防ぐことができます。

その他のモード:

  • ドッキングモード: アイコンをクリックするとチャートの右側にエディタがドッキングされます。このモードでは垂直方向のレイアウト配置になるため、チャートやストラテジーレポートをはじめ、ストラテジーテスターやリプレイトレードなど他のタブを同時に表示しながらコードを編集できます。
  • ブラウザのウィンドウで分離: 別画面モードを使用して、Pineエディタを新しいウィンドウまたはタブで開き、必要に応じてチャートの横に配置することができます。

ワークスペースの設定

コード行は常に簡潔に整理しておきましょう。右側に配置されたグレーの縦方向のガイドを使用してスクロールさせながら横方向にも注意することで、どんな画面サイズでも読みやすさを確保できます。

テキストの折り返し (Word wrap)

有効にする手順は以下のとおりです:

  1. F1キーを押して「コマンドパレット」を開きます。
  2. "Word wrap" と入力してコマンドを選択します。

Windowsの場合はAlt + Z、macOSの場合はOption + Zを押しても有効にできます。

フォントサイズ

フォントサイズを変更する手順は以下のとおりです:

  1. F1キーを押して「コマンドパレット」を開きます。
  2. “Font Size” と入力し、以下より必要なオプションを選択します:エディタのフォントサイズを大きくする/小さくする/リセットする

ツールとリソース

スクリプトのアクション

  • チャートに追加: 現在のスクリプトをチャートに適用して表示させテストを行います。
  • スクリプトの投稿: 自分のスクリプトをコミュニティと共有します。

ファイルの操作

スクリプト名をクリックすると以下の操作ができます:

  • スクリプトを保存
  • コピーの作成
  • 名前を変更
  • バージョン履歴の確認
  • インジケーター/ストラテジー/ライブラリの新規作成
  • スクリプトを開く
  • 最近使用したスクリプトを選択

その他のツール

3つの点のアイコンで示されるメニューには、以下の機能があります:

エディタ設定

  • 予測入力候補: 入力時のオートコンプリートを有効にします。
  • ミニマップ:  コードの概要が表示されるので素早く移動できます。
  • 行長のガイド: 行の長さを制御するための垂直線を表示します。
  • インポートのインレイヒント: インポートするエイリアスや読み込みの状態についてヒントを表示します。
  • 差分の強調表示: 安全でない変更点を表示します。

「デフォルトにリセット」をクリックするとデフォルト設定に戻すことができ、「OK」をクリックすると変更を適用できます。

エディタを開く

  • 新規ウィンドウ: 別のブラウザウィンドウでエディタを開きます。
  • 新規タブ: 新しいブラウザタブでエディタを開きます。

開発者ツール

  • プロファイラモード: パフォーマンス分析のためのプロファイリングモードです。
  • Pineログ: 実行ログを表示します。

その他のリソース

  • リリースノート: アップデートの内容と変更点の一覧を表示します。
  • ヘルプ: ドキュメントや外部のリソースにアクセスします。

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