200日移動平均線で大局の動きを判断する(7581)サイゼリヤ 日足チャート
コロナショックによって飲食業界は厳しい状況下にあります。
株価を見ている限り、サイゼリアも同じように厳しいのだろうと感じるチャートです。
ただ、4月の安値は未だ割っていませんので、最悪の状態が続いているといったチャートではありません。
しかし、大きな流れは弱気の展開が続いているといえます。
どこで、その判断をするかというと、それはチャートの真ん中に緩やかに動いている赤色の移動平均線の動きからです。
この移動平均線は大局の強気と弱気の分岐点とされる200日移動平均線の動きです。
なぜ大局の強気と弱気の分岐点が200日移動平均線かというと、それは約1年間という機関の長い期間の平均線であり、
なおかつ、世界中のトレーダーが注目している移動平均線だからです。
多くの人が意識している移動平均線というのは、抵抗線になったり支持線になったりしやすい傾向があります。
ぴったりとはいきませんが、200日移動平均線のところが抵抗線になっていたり、支持線になっているところがわかるでしょうか。
そして、このチャートをみると、200日移動平均線が波を打っているのが分かります。
そして、現在は右肩下がりになっています。
大局が強気になり始めたのですが、それを維持出来ずに弱気に戻っているというのがよく分かります。
大局が弱気になっているということですね。
このように、大局の移動平均線を見ることで、大局の動きを見極めることができます。
皆さんも、色々な本数の移動平均線をチェックしてみてはいかがでしょう。