オシレーターダイバージェンス(逆行現象) ~チャート上に浮かび上がる変化の兆し~(8173) 上新電機 日足
前回までは異市場間ダイバージェンス(逆行現象)について記載しましたが、
今回は通常のオシレーターダイバージェンス(逆行現象)とチャートの変化の流れを見ていきましょう。
チャートを見ると、200日EMAが右肩下がりで価格がその下で推移していますので、安定下降期が継続しているのが分かります。
そこから、オシレーターダイバージェンス(逆行現象)が何度か発生しているのが分かります。
ダイバージェンスとは何か。
通常、価格とオシレーターは同じ方向に動きます。上記のMACDで見てみましょう。
価格が上昇すればMACDも上昇し、下降すればMACDも下降します。
ところが、今回であれば価格が下降して右肩下がりとなっているのに、MACDが上昇して右肩上がりとなっているところをダイバージェンス(逆行現象)といいます。
この現象は変化の兆しとなります。
売買サインと捉える人もいますが、サインではなく兆しであるということが重要です。
そして、その兆しが2回、3回と連続して出てくれば小さな兆しから大きな兆しへとなっていきます。
200日EMAを下回ってからは、ダイバージェンスが発生して第1ステージになるのが今回3回目となります。
このままトレンド転換するかは分かりません。
ただ、トレンド転換するときのパターンとして多いのが
ダイバージェンスが多発してからステージが第1ステージになる。
そこから200日EMAに挑戦する。
幾度か抵抗を受ける。場合によっては第4ステージの下降期になる。ところが、一番安い価格は割らない。(ダブルボトムや瞬間的に割り込む場合もある)
再び200日EMAに挑戦する。
直近の高値を超えてサポレジ転換する。(⇔入れ替わることもある)移動平均線大循環分析で上昇帯が支持帯となる。
200日EMAを上抜ける。200日EMAでサポレジ転換する。200日EMAが右肩上がりになる。
トレンド転換が完成する。
このチャートがどうなるかは分かりませんが、ダイバージェンスが多発して第1ステージにはなっています。
ここからの変化に注目しましょう。