こんなチャートに何を感じますか? ~長期もみ合い相場~(9304)澁澤倉庫 週足チャート
2013年に高値を付けてから長期のもみ合い相場となっていますね。
多くの投資家がこのようなチャートを見たときには、「もみ合い相場なので魅力がない。」とか、「獲り難そうなチャート」といった意見が聞こえてきそうです。
勿論、もみ合い相場で大きな利益を獲るのは難しいところがあります。
私も、もみ合い相場を積極的に仕掛けていこうとは思っておりません。
ただ、このような長期のもみ合い相場となればなるほど、多くの投資家が「値ごろ感」をもっていきます。
例えば、2000円以上は「売り」1500円以下は「買い」といったものです。
値ごろ感はもみ合い相場が続いているときは、上手く機能するのですが、
もみ合いを放れてトレンド相場が発生した時に、大きく負けてしまいます。
個人的には、このような一見難しそうなチャートや長期もみ合い相場のチャートを見ると嬉しくなります。
なぜかというと、長期もみ合い相場が終わるとトレンドが発生することが多いからです。
また、もみ合いが長ければ長いほどその後のトレンドが大きくなることが多いからです。
このチャートがここからどのような展開になるかは分かりませんが、5年以上ももみ合い相場の様相を呈しているのは興味をそそられますね。
まずは、直近の高値と安値をどちらに抜けてくるかが焦点となりそうです。
長期もみ合い相場のチャートをウォッチリストに入れましょう。
トレードをする銘柄てななく、時々チャートがどう変化しているかを見ていきましょう。
そうすると、もみ合い放れになる銘柄が出てきます。
相場格言で「もみ合いは放れにつけ」というのがあります。
上に放れたら高いと感じても買い、下に放れたときには安いと感じても売るということで、その方が流れに乗りやすいという格言です。
絶対的なものではありませんので、状況をその都度見極める必要がありますが、
「値ごろ感」をもってトレードするよりは大事なことだと思っています。