先月24日より方向感を欠いていたライトコインの対ドル相場ですが、週末に重要なチャートポイントを上方ブレイクしています。まず、①1月2日高値(35ドル)を起点とするレジスタンスライン(紫線)と、②12月24日高値(37.687ドル)を起点とするレジスタンスライン(青線)をそれぞれ5日と6日に出来高の増加を伴いながら上抜け。さらに、③6日にはボリンジャーバンド(20日移動平均)のアッパーバンド+2σも上抜けし、ボラティリティブレイクアウトを示現しています。 ボラティリティブレイクアウトが起きると、そこからバンドウォークが始まることもあります(この場合上昇のバンドウォーク)。 よって、この先は+2σと+1σの間を推移しながら強い上昇トレンドに入ることが期待されますね。
BTC/USDの出来高は、直近まで下降トレンドを確認する格好で推移していましたが、17日には相場の上昇と共に増加しています。本日は8日高値(3800.1ドル)のレジスタンスラインを挟み込む値動きとなっていますが、同水準の上方ブレイクに出来高の増加が伴えば、①確度の高いブレイクアウトとなる上に、②トレンド転換の早期サインともなりそうです。底値圏でのトレンド転換には出来高の増加が必須とも言われるので要注目ですね。
マイニングコストをビットコインの限界安値と見做す向きは相応に根強く、マイナーの損益分岐点は市場参加者の間で常に注目されます。そこでBTCUSDのチャートにマイナーの損益分岐点を重ねてみました。青色の横線は電気代0.10usd/kWhで計算した損益分岐点(S9→6000ドル、T15→4300ドル、S15→3700ドル)、赤色の横線は電気代0.05usd/kWhで計算した損益分岐点(S9→3000ドル、T15→2200ドル、S15→1900ドル)です。実際、年初来のBTCUSD下落局面において、電気代0.10usd/kWhベースのS9の損益分岐点6000ドルが心理的節目となり何度も相場が下支えされたことが確認できます。ただし、現在は11月に発売された新機材S15の損益分岐点が3700ドルまで引き下がったことにより、心理的節目も同...