前回の記事で2070の節目を超えることを予想し、それは的中したが、 その後にぐんぐん伸びるような新相場は訪れなかった。 アメリカの金利引き下げのトーンダウン(ドル高)が原因だが、 DXY(ドルインデックス)を見る限り、まだまだドル高は進みそうな勢い。 地味に日本で予定されている新NISAによる米国株買い(実需としてのドル買い)も副次的な要因として考えられる。 となると、ゴールドは一旦は下目線でいる。 最高値2088と直近安値で一番しっくりくるフィボナッチを引いてみたが、 既に50%戻しは達成されてそこで揉み合っている感じ。 相場の格言「半値戻しは全戻し」ということも考えると、戻り売り優勢といえる。 OANDA:XAUUSD
ゴールドの日足チャートを見てみると、2019年から上昇を続け、 2020~2023は乱高下を繰り返しつつも逆三尊を形成。 またその逆三尊全体がいわゆる「カップウイズハンドル」(最高値更新)を形成しつつあります。 かつ、アメリカの利下げにより、米ドルと逆相関であるゴールドは上昇する可能性が高いことは言うまでもありません。 何年も前と比べるとかなり割高ではないか?という意見もあるかもしれませんが、 ここ数年でかなりインフレが進み、そもそものゴールドの本質的価値が上昇していると言わざるを得ません。 10年前の利上げ局面ではゴールドは大きく価格を落としましたが、ここ2年ほどの利上げ局面では、同時に発生したインフレでよく持ちこたえた、という考えなわけです。 12月22日(金)の上昇では2070ドル付近の抵抗線で下落しましたが、ここ...