一目均衡表を使っている方は多いと思います。私もその一人です。
しかし、三役好転したと思って買ってみたら、すぐにシオシオと垂れてきてしまって
損切りさせられてしまったという経験はないでしょうか。
「だまし」と呼ばれるこの現象、避けられるものなら避けたいですよね。
一目均衡表の弱点は、超長期のトレンドを示す線がないことだと思っています。
デフォルトの一目均衡表で最も長期のトレンドを示しているものは先行スパン2で、
52日(日足)の半値を(今日を含めた)26日先に描いています。
したがって77日以前のローソク足の情報が現在に反映されていません。
そこで、より長期のローソク足を使った線を入れてみています。
紫色の線は129日の半値を26日先に描いたものです。
(ここでは見やすさのために遅行線を省略しています)
一目山人がみつけた重要な数値は9, 17, 26 と続きますがこれらを組み合わせた
複合数で大きなものに129があります。これは26*5-1でできています。
チャートをみると、雲を上抜けしたのに、この129日半値線に跳ね返されて
下落しています。
この数値や線に特にこだわっているわけではなく、他の長期トレンド線でも
いいと思います。たとえば200日移動平均線は多くの人がみていますし、それをいれるのも
よいと思います。実際そうしている人も多いと思います。
ただ、一目均衡表の哲学である半値線を表示するほうが全体としてまとまりが
あるかと思いました。
考え方としては、129日半値線より下にあるときは長期で下落トレンド(売り優勢)、
上にあるときは長期で上昇トレンド(買い優勢)、というものです。
また、この線を入れると長いレンジ相場がよりわかりやすくなります。