【ビットコイン】大幅調整期は来るのか?過去10年の動きから見る上昇と調整のサイクル

この投稿では、ビットコインの過去10年の動きに見られる上昇と調整のサイクルについてシェアしたいと思います。


チャートはビットコインの月足(2011年~, ログスケール表示)です。

下段には直近最高値からの調整率を表示しています。

スナップショット


2011年からの動きを振り返って見ると、だいたい2-3年サイクルで上昇と80%ほどの調整が続いていることがわかります。
(チャート下段の赤の破線が80%調整のライン)

まず2011年後半からの動きですが、この時は2013年末に当時のピークである1160ドル付近をつけた後80%の下落。
ピークまでの期間はローソク足25本なのでおよそ2年です。

その次は、2015年1月(左側のオレンジの丸)から2017年末の仮想通貨バブルのピークまで3年近く上昇し、再び80%ほど下落。2018年12月には3000ドル手前まで下落しています。

そして、この3000ドル水準がボトムとなって2018年12月から昨年2021年11月の69000ドルまでちょうど3年かけて上昇し、一旦はピークアウトして現在まで至っています。

このように2-3年かけて上昇し、80%規模の調整をしてから次の大きな上昇サイクルという流れが続いている状況です。
そして2018年12月以降の上昇については、まだ80%規模の調整は発生していません。

もちろん、過去にそう動いたからといって次もそうなるとは限らないのが相場ですが、相場にはサイクルと上げ下げのリズムというものがあります。
それは歴史の浅い仮想通貨でも同様で、月足レベルの長期時間軸ではまだデータが少ないものの、下位のタイムフレームにははっきりと現れています。


史上最高値である69000ドルの80%調整というと、およそ14000ドル水準。


仮想通貨は、その値動きの振れ幅の大きさやバックボーンとなる技術への期待から市場を熱狂させる側面が大きく、将来は10万ドル超えか?などの報道を見るとワクワクするものですが、それと同じくらい過去に人々の希望を粉砕してきた側面もあります。


最悪のシナリオというのはいつどんな時でも持っておくに越したことはないのかもしれません。


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