ドル高?ドル安? 米長期金利次第の相場は続きそう

先週はドル円が下げ相場となり、ユーロドルが反発上昇してトレンド転換の様相を見せるなど、
それまでののドル高相場から一転ドル安に触れた週となりました。

今後はドル高なのか、ドル安なのか気になるところですが、ドルインデックスと長期金利の相関を見る限りは、まだ金利に左右される相場は続きそうです。

ドル単体の強弱を表すドルインデックスと米国10年債利回りの関連を見てみます。


下のチャートはドルインデックスの4時間足(直近1ヶ月)に米国10年債利回り(ブルーのライン)を表示させたものです。

FOMCのあった3月中旬は相関が崩れているものの、それ以外の期間はほぼ相関があると言えるでしょう。
長期金利が下がるにつれドル安に、長期金利が上がれば再びドルも上がるといった連動性を見ることができます。

先週1週間がドル安相場となった背景には、米国雇用統計の予想以上の好結果や3月FOMCの議事録で改めて超緩和スタンスが示されたこと、FRB要人発言により早期の利上げ観測が後退したことなど、色々なファンダ的要素もあるようですが、長期金利の動きが落ち着いてきたことに加え、3月末の高水準から下がってきたことにもあると読み取ることができます。

また、長期金利はここ数週間1.6から1.75水準の間で落ち着きを見せています。
来週以降のドルストペアの戦略ですが、基本的には金利がこのレンジ内でドルと連動しながら動くことを想定しつつ、あとはいつも通り個別チャートのレジサポラインや波動を頼りに売買プランを立てていこうと思います。
(チャーティストですので)

<ドルインデックスの4時間足(直近1ヶ月)>
スナップショット

DXYTrend Analysisus10yr

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