週足なので、決着は、今週か、来週を過ぎてから決まりそうです。
ところで、(高値、安値)切上げ線、切下げ線はなぜ、引くことが出来るのでしょう?
理由は、チャートが高値と安値で波を描いているからです。
だから、高値と高値、安値と安値に線を引くと切上げ線、切下げ線が引けます。
「当たり前だろ」と思いましたか?
大切なことは、『コロンブスの卵』みたいに、知ると「なんだ、そんな事か」と、
思いがちです。
ところで、転換の条件の一つに、私は、(出来れば、2本以上の)切上げ線、切下げ線のブレイクがあると思っています。
もちろん、ブレイクしたからといって、必ず、転換するわけではありません。
レンジの可能性や、トレンド継続もあります。
上昇トレンドの中の安値は押し目です。下降トレンドの中の高値は戻りです。
押し目や、戻りが無ければ、切上げ線、切下げ線は引けません。(まあ、陽線の下ヒゲや始値同士をつないで引く方法もありますが)
切上げ線、切下げ線を引けないと、転換をとらえることが、少し難しくなります。
また、切上げ線、切下げ線を引けない状況というのは、押し目や戻りが、まだ来ていないとも言えます。
押し目や戻りが全くない状態というのは、ほぼありえないです。
もちろん、全値押し、全値戻しというのもありますが、基本は、押し目、戻りを作りながら、トレンドを形成し、押し目、戻りを繋いだ、切上げ線、切下げ線をブレイクして、転換します。
ですので、押し戻りが無い状態で、陽線陰線のローソク足の色が、変わった場合は、転換というより、「これから、押し目、戻りをつけます」というサインであることが多いです。