ポンド円 北アイルランド問題解決でポンド上昇 足元のポンドはポジティブ

チャートは日足です。

昨晩、イギリスがEUと北アイルランド議定書をめぐる問題で合意したと報道がありました。
イギリスはブレグジットでEUから離脱をしているのですが、北アイルランドは北アイルランド議定書により同じ英国内にもかかわらず、北アイルランドに入る品物には通関検査が導入されるなど英本土との間に「経済上の国境」が生まれていました。
その北アイルランド議定書を猛反対しているのが、イギリスの保守党のBrexit強硬派と北アイルランドの親英派の最大政党であるDUP党です。

イギリスの保守党のBrexit強硬派で、特に強硬派なボリス元首相は反対派ですが、
その重鎮であるラーブ副首相が先週末に「数日以内に合意の発表ができるかもしれない。」と前向きな発言をしました。
一方で、DUP党のドナルドソン党首は英・EU間の合意について「特筆すべき進展」と評価しつつも、党としての決定は急がないとして「経済の特定の分野において、EUの法律が北アイルランドでも適用されるという事実を覆すことはできない」と述べ、今後はDUP党の動きに注目が集まることになります。

まだ不確定要素が残りつつもかなり前進し始め、また足元のイギリス経済も前回のPMIの数字から見るに思ったほど弱くなく、インフレ率も少しずつ落ちていることから、これまで織り込まれてきたイギリスのスタグフレーション問題の巻き戻しでポンドは上昇するのではないかと考えています。

また日銀の強硬な緩和スタンスからポンド円は上昇方向と見てポジションをとりました。

直近で200SMAとチャネルラインの中値、赤色のサポートラインを根拠にロングポジションを取りました。
もしかしたら上髭だけ抜けてレジスタンスになって落ちるかなと思ったのですが、しっかりとサポートされて上昇したのでエントリーしました。
第一ターゲットは166円付近、第2ターゲットは168円半ばでいています。
損切りは既にトレール注文で建値まで引き上げてしまいましたが、163.8円で設定していました。
ご参考まで。




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