【NZDCAD】相場分析20200729 月足下降トレンドライン付近でガートレー出現か?

【サマリ】
月足下降トレンドラインという長期の節目に到来し、しばらく大きな方向感のない動きを見せているキウイカナダ。
ニュージーランドドルとカナダドルという二つの通貨について最近の地合いを見てみても、やっぱり強いのはニュージーだろう、ということで、ロング目線でのエントリーチャンスを狙っているものの、これとした決め手がないまま観察を続けている昨今。
そんな折、ガートレーの良い塩梅のセットアップが見られることから、ガートレーの完成を見越してロングを狙ってみようかと考えているところです。
(ガートレーは欧米のトレーダーによく使われているハーモニックパターンの一つです。元になっているのはフィボナッチ理論です。)

【詳細】
長期足の確認による環境認識です。

<長期足>
月足
長期下降トレンドです。
チャネルの上限・下限共に綺麗にハマっているチャネルですね。

スナップショット

週足
すでに月足下降チャネル上限に到達していますが、過去にこのラインに到達した時とは異なり、もみ合っていることがわかります。
(過去直近2回のチャネル上限到達時は到達の直後に大陰線で下げています。)

上からは200期間SMA(パープル)で抑えられているにも関わらず、すんなりと下落していかないことから、相当強い買い支えも入っていると推測。
やはり昨今オセアニア通貨が強いこともあって、もみ合いが長引いていると見ています。
相手通貨は原油価格と連動性の高いカナダドルなので、コロナからの経済回復遅れの懸念で原油需要が減退し、原油価格下落となれば、一気にもみ合いを解消して上昇して行くかもしれません。

スナップショット


<中期足>
日足
移動平均線は見事なパーフェクトオーダー。
このまま月足下降チャネルを突き抜けそうな勢いですが、週足で説明の通りもみ合いがどう決着するかに注目です。
20MA(ピンク線)がずっとサポートで効いていることも強い上昇トレンドの特徴です。

スナップショット

4時間足(最上部チャート)
4時間足上、パープルの描画がガートレーのセットアップの様子です。
XAラインのフィボ0.786ラインであるDまで上昇してくればガートレー完成というわけですが、これを見越してロングを狙ってみようというシナリオです。
4時間足ですが、安値は切り上げつつ、高値が徐々に切り下がっているという三角保ち合いでもあります。
現在20MA(ピンク線)がちょうど水平になっていますが、ガートレーを目指して上昇して行くのであれば、20MA上抜けて行くことから、その抜けあたりでエントリーを考えています。
R&Rはそんなに期待できないので、完成すれば美しいチャートが見られるという、そんな半分エンタテイメント的なトレードです。
プラス、個人的にはオセアニア通貨の買い推奨派なのでこのまま上昇していって欲しいと願っています。
Chart PatternsGartleyNZDCADTrend Analysis

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