S&P500はじり高でレジスタンスラインに到達

今週の振り返り
週始めから週末まで上下しながらも上昇基調で推移した。
経済指標の発表やFed高官の発言などで下落する場面はあれど、下値では買いが入って上昇していく底堅い値動きが多いジリ高。

木曜のPPI予想下振れでグンと上昇し、レジスタンスラインの上まで到達。
4月2週間のレンジを上方向に抜けた形だ。
しかし金曜は、大手銀行の決算好調や小売売上高の2ヶ月連続減少で上げても、
ウォラー理事のタカ発言、ミシガン大学の1年先インフレ期待の大幅上昇で反落している。

リセッション懸念とインフレ退治の間で雰囲気は良くない。
Q1決算好調でも上値を追うのは難しい局面。
金利も反発からの上昇傾向が続いている。

来週以降は、下に向かう波にもやや警戒。過度に警戒は必要ないが念頭に置く程度に。
もう少し上方向への時間を狙うならQ1決算のサプライズ次第だろうか。

次週のシナリオ①
上昇傾向を維持する場合

さらに上値を追う場合は、2月高値付近の4,200が意識される節目ライン。
ここは売り圧力が強くなりやすいポイントなので攻防が繰り広げられる可能性もある。

4月アノマリーの効力はそろそろ終盤なので注意。

  • 来週は新月相場の始まりでもある。
  • 金利もこのまま上昇を続けると、株価に重しがかかりやすい。
  • 4,200をしっかり上抜けるなら4,300が次の意識ライン。


②反落する場合
まずは4月安値の4,070が下値のサポートライン。
ここを割り込む場合は、すぐ下の61.8%ライン付近で押し目になってほしいところ。

さらに下抜けると4,000がサポートライン。
Trend Analysis

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