今週の振り返り
2/17のハンマーは上昇とならず、今週は下げ加速で推移した。上がり続ける金利の重力には逆らえない結果となった。水曜のFOMC通過で反発したが、金曜にはPCE上振れもあって再び下落。フィボナッチ50%を下回って今年の上昇分は半値戻し。
PCE上振れは、FRBの利上げの根拠となりうることから10年金利は3.9%台まで上昇している。市場はソフトランディングやノーランディングから、ハードランディングの見立てに傾き始めているだろうか?
下落した先は、トレンドライン(赤色直線)とSMA200が混線してる場所で反発が試みられた。
今週も9月高値を上回って推移したが、2/2高値まで戻すことなく失速。出来高は2/3以降やや下がったまま。
次週のシナリオ
①トレンドラインから反発成功できる場合
トレンドライン(赤色直線)から反発できてサポートライン(緑色直線)の内側に戻れた場合は、EMA200前後で右往左往する可能性がある。
数種類のEMAが集中する場所だが、今週はもみ合いから下抜けている。次週この場所に戻れても簡単に上抜けさせてくれるかは疑問。
上昇するためには10年金利・実質金利の低下が必要だろう。
②トレンドラインの下に潜る場合
金利高が続くなら重力に逆らわず、そのままトレンドラインの下に潜っていく可能性がある。トレンドラインの下にはSMA200の岩盤があるが、サクッと下抜ける場合もあるでしょう。トレンドライン・SMA200付近での攻防が数日続くかも?
いずれも下抜ける場合は、フィボナッチ23.6%が1次試験会場。試験合格で反発する場合はSMA200の上に戻れることを確認したい。
試験失格でさらに下に潜ると、12/22安値があるがここまで試すのかは金利次第か?