米10年国債:上昇トレンド継続も、ドル高を支援してないような気が…

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米10年国債
11:55 2017/09/30

 日足を見ると、黄緑のチャネル抵抗線を上抜けてしまったように見えます。まだ、週足ははっきりと上抜けたという印象にまでは見えませんが、上抜けも意識しておく必要があると思いました。
 
 週足を見ると、上昇トレンドは継続しているようで、週足+2σ(2.38%)を目指しているように見えます。ただ、長い間レジスタンスとして機能してきた水色のライン(1994年くらいからのライン)が存在するので、これ以上の大きな上昇は難しいのでは?と思います。2.4%付近が上昇の限界だと思いました。

 再び日足を見ると、日足+1σ~+2σのラリーが継続しているようです。なので、上昇トレンドはもうしばらく続くのでは?と思います。+1σをしっかり下抜けるまでは上目線で考えたいと思います。

 しかし、米10年国債が上昇しているようですが、ドル高という印象にはあまりなれません。とくに木曜・金曜は金利上昇したにもかかわらず、ドルに対して円高・ユーロ高に見えましたので、ものすごく相関が強いとまでは言えないのかもしれません。

 米10年国債がドル高を支援していない状況で、もし国債が大きく下落するようであれば、ドル安になることも考えておかないといけないとも思いました。


米10年国債のポイント
・日足+1~+2σのラリー継続
・2.4%付近を目指すかも…
・日足+1σをしっかり下抜けるまでは上目線
・最近、米10年国債とドル高の相関が弱まっているようにも見える
・国債が下落すれば大きなドル安の可能性も意識…
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