ナスダック100先物、8月22日高値を若干上回る

今週の振り返り

FOMCで0.5%の利下げが決まった今週は、発表翌日の9月19日(木)に上昇し、抵抗線になっていた黄色の水平線を上抜けました。

先週末時点で上昇する場合は「黄色の水平線を上抜けして上昇する場合は、フィボナッチ(白)78.6%が次のトライライン。フィボナッチ(白)78.6%を上抜けると、7月11日高値が次の目標地点。」と書いていました。結果としては、フィボナッチ78.6%の手前で失速。フィボナッチ78.6%超えは次週への持ち越し案件となった。

8月22日の高値(白色の水平線)を若干上回ったところで利益確定売りと思われる売り圧力に切り返された。とはいえ9月20日の下落は9月19日の陽線の安値を下回らず下落転換したわけではない。今のところは利益確定売りの続きがあった程度で、上昇の流れが途切れたわけではなさそうです。

フィボナッチ78.6%を上抜けるのであれば、もう少し上昇の波を享受できる見立てとなる。このあたりは半導体やM7の動向にも左右されるか。

移動平均線でみると75日出来高加重移動平均線が下支えのような見え方ができるので、下落する場合でも75日出来高加重移動平均線を下抜けてからがスタートと見て良い。75日出来高加重移動平均線の直下はサポートされやすいゾーンとなるので、強い売り圧力がない限りは、下落は続きにくい想定だ。

次週のシナリオ
①上昇する場合

フィボナッチ78.6%を上抜ければ、出来高が薄い価格帯に向かい、7月11日高値の20,790が次のターゲットとなるが目先は20,400~20,500にゆっくり向かうのが順行イメージ。

強い買い圧力による上昇があるならば、20,790を上抜けて21,000付近が次のATHと見込む。とはいえ相応な時間が必要のように見える。

②下落する場合

75日出来高加重移動平均線を下抜けて下落する場合は、フィボナッチ50%がゆるい下落のターゲット。

強い下落があってもフィボナッチ38.2%と200日出来高加重移動平均線の前後が目先の下落目処と見る。

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