ナスダック100先物、安値サポートからのリバウンド

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今週の振り返り

今週は高値、安値を切り下げて下落した週だった。しかし週足で長い下ヒゲをつけてリバウンドしている状況で週末を迎えている。8月21日(木)まではきれいに下落を続けていたが、安値は水色ボックスゾーンでサポートされていた。8月22日(金)のパウエル議長のハト寄り発言によりサポートラインからリバウンドした形だ。

先週末時点の下落シナリオでは「下げるなら21日出来高加重移動平均線が次のサポートテストラインか。21日出来高加重移動平均線を下抜けて下落する場合は、水色ボックスゾーンの下限や雇用統計ショックで急落した8月1日安値22,667.7がサポートするかテストラインとなる。このあたりは安値での買いが集まりやすい価格帯のようなので、サポートされやすいと想定する」と書いていた。

21日出来高加重移動平均線を下抜けた今週は、水色ボックスゾーンの上値あたりで止まっていて浅い地点でサポートされていた。この時点で気力のない下落で底堅い動きにも見える。8月22日(金)のリバウンドで21日出来高加重移動平均線やローリングVWAP(RVWAP)の上に再び戻っていて、上昇回帰にシグナルに見える。8月20日(水)の今週安値は8月1日(金)の雇用統計ショックの安値より上で止まっていて、買い圧力のほうが強いこともうかがえる。

週足では下落だったが、この下値の底堅さと8月22日(金)のリバウンドは上昇トレンド継続の強さを示しているように感じる。8月13日(水)の最高値でボリンジャーバンド+2σ超えから日柄調整をしていたため、上昇余地が生まれている。このまま上昇を続けられるなら24,000の壁を突破できる可能性はでてきた。

再び21日出来高加重移動平均線やローリングVWAPを下抜けて下落するまでは、上昇トレンド継続となるだろう。21日出来高加重移動平均線を再び下抜けて下落すれば水色ボックスゾーンでのサポートが待っている状況だ。フィボナッチ78.6%まで修正が起きない現状では値幅調整とならず強さキープが基本路線に見える。

上値については、これまで平行チャネル上値の75%ライン(白色の点線)を上回ると下落が起きていたので、高値を更新し続ける持続性があるかが悩ましい点だ。勢いのある上昇を示すかは次週も見ていきたい。

次週のシナリオ
①上昇する場合

強気継続なら次は24,000超えにトライしていくのだろう。エリオット波動の第1波の261.8%ラインを明確に上抜けるかがキーか。

24,000を上抜けて上昇を続けられるなら、24,500あたりが次の目標地点となる。

②下落する場合

21日出来高加重移動平均線を下抜けて下落する場合は、水色ボックスゾーンの下限や雇用統計ショックで急落した8月1日安値22,667.7がサポートするかテストラインとなる。このあたりは安値での買いが集まりやすい価格帯のようなので、サポートされやすいと想定する。

フィボナッチ78.6%も同様のサポートテストラインだ。75日出来高荷重移動平均線も上昇して同水準に近づいているため、サポート材料が増えていると見受けられる。

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