今週の振り返り
今週は、週足では4週連続の陰線で終わり、高値から12%の下落となりました。
先週末は下落するシナリオでは「7月25日の安値を下抜ける場合は、フィボナッチ61.8%ラインが最初の目安となる。勢いづくと18,000近くがターゲットとなる可能性を秘めている。」と書いていた。結果としては今週末はフィボナッチ61.8%付近で引けとなっていて、ほぼピッタリな水準まで下げました。
週の途中では、7月31日(水)に反発上昇したが、典型的なテクニカルの反落ポイントである黄色の水平線ラインを上抜けられず売り圧力が勝り、反落が勢いづいた。
8月1日(木)から2日(金)にかけて下げた先は7月25日安値を再び下回り、フィボナッチ61.8%に到達したという流れだ。出来高は厚くなって売りに拍車がかかっていた。
ちなみに今週の安値(18270.5)は、2022年10月13日の底値から今年7月の天井までフィボナッチ・リトレースメントを引いた場合の23.6%ラインの水準だ。
日足では今週の安値はいいラインまで下げたので、一時的には反発する可能性がある。しかし勢いづいた下落が次週に持ち越し売りが売りを呼ぶなら、先週末に書いていた18,000前後は射程圏内。200日出来高加重移動平均線も18,000近くで、ここまで下がるのは十分ありそう。
短期的には黄色の水平線を上回らない限りは、反発してもまた下落と波打つ可能性があるので要注意。
4月19日安値16,971や17,000前後まで下がることも可能性としては念頭に置いたほうがいいだろう。
次週のシナリオ
①上昇する場合
まずは黄色の水平線を上抜けることを確認したい。そこまで上がるためにも買い圧力が必要なため、上がりきれないことは十分考えうる。
②下落する場合
まずは18,000が目安。その下のフィボナッチ78.6%も圏内だろう。
フィボナッチ78.6%を下抜ける場合はかなり弱い値動きと見て、17,000前後まで下がる可能性は抑えておきたい。