NYダウ先物は、前週比で+221.78ドル(+0.65%)上がりました。
売買シグナルでは、4時間足で見た時の移動平均線は、
24SMAは横向き、75SMAも横向きで、やや長期の200SMAもゆるやかな上向きで、
75SMAと200SMAはゴールデンクロスという形です。
NYダウ構成銘柄の中で、2週間前からの寄与度分析では、
最も買われたセクターは情報技術セクターでした。
上昇銘柄:MSFT(+262.71ドル)、GS(+234.63 ドル)、AAPL(+121.27ドル)
下落銘柄:MRK(-9.42ドル)、CVX(-9.23ドル)、WBA(-2.50ドル)
米国のZ世代に人気な、いわゆるマグニフィセント7と呼ばれる銘柄群です。
我々は、GAFAMANと読んでいます。ゲーム向けのパソコンでは、
AMDとNVDAに軸足を置き、最近の中国系のECには気になりますが、
広告関連でGOOGとMETA、スマホ・ショッピング関連でAAPLとAMZNです。
G:GOOG、A:AMZN、F:META、A:AAPL、M:MSFT、A:AMD、N:NVDAです。
世界的に見て、自動車株の不調の動きは注意していますので、
頭文字であるT:TSLAは除いています。
経済指標では、ISM製造指数は50割れていて、消費者信頼感指数も徐々に悪化しています。
前週分失業保険継続受給者数も増えています。物価上昇率は依然として高く、3.7%です。
米国オフィス関連の不動産の動きは気になるなりますが、住宅関係はノーコメントです。
季節調整前の10月の失業率は3.635%で、バックトゥスクール効果で、
失業者は約609万人で、少し改善しました。
政策金利は、7月に5.50%をして以来、2会合連続で据え置きで、
政策金利の見通しは、最初に利下げに転じる時期は数四半期遅れる感じですが、
2023年末は据え置き、2024年末までに4.6%で3回程度の利下げでしょう。
SPYの先物オプション売買では、今の水準は440ドルで、
11月限のプットオプションは435ドル以下の建玉が多く、
440ドルのコールオプションは建玉数が多く、攻防となる水平ラインです。
コールオプションのスプレッド取引の痕跡もあり、気になります。
売買戦略では、34500ドルを超えている水準では、ショートのホールドです。
紫の水平線である、33500 - 35000ドルのレンジを想定しています。
ただし、35500ドルを超えるようでは、ロスカットも検討します。
ややロング優勢ですが、逆張りかもしれませんが。。。
左軸には、VVIX/VIXと、ダウ寄与度上位10銘柄で作った合成指数です。