ドル円の週足です。
ドル円は安値を切り下げられてはいないので長期的にはまだ上昇トレンド中です。
現在は押し目ですね。
50日単純移動平均線と10、50パラメーターのMACDも載せました。
このテクニカル指標を載せた理由は長期的な上昇トレンドの勢いが弱まっているという事を表現したかったからです。
MACDに黄色のトレンドラインを引きました。高値を切り下げています。これは時間当たりのトレンドの上昇率が弱まってきているという事を表しています。
以上を踏まえてドル円はテクニカル的には上昇トレンド中なんだけど、そろそろ息切れしてきているので高値更新するのかどうかは怪しくなってきているが、あくまでもトレンドが転換しているわけでは無いので短期的にはロング優勢だろうと判断しています。
ファンダメンタル的な意見としてはアメリカ10年債利回りがまた上昇してきています。その金利差が意識されてドル円が反応しているんだと思います。
じゃあ、10年債利回りがなんで上昇しているかというと先日の雇用統計での数字が強かったので再度インフレするんじゃないかという懸念が出てきたからだと思っています。
FRBは利下げじゃなくて利上げしないといけなくなるんじゃないの?という事だと思います。
雇用統計の数字はアメリカの選挙前なんで、株価対策として嘘をついているんじゃないの?とは思うんですが、嘘だろうと本当だろうと現状は出た数字を元に市場は動いていくんだろうと思うのでトレードする側は柔軟についていくしかないと思います。
なので現状ではドル円の目線は上で140円の安値を切り下げて下落トレンドに入ると考える理由は無さそうです。
ただ、再度インフレすると決めつけるのは早すぎる段階ですのでアメリカ10年債利回り、ドル円ともにどこが天井になるのかを探って再度の逆張りを狙いたい所じゃないでしょうか。
今の段階で高値更新はしないとも判断しています。