【EURUSD】相場分析20200714 再度1.14付近の抵抗ゾーンへ/抜ければ長期トレンド転換が現実的に【サマリ】
引き続き経済指標好結果とコロナ再拡大の間で綱引きを繰り返しているユーロドル。
相場は再び抵抗ゾーンである1.135-1.143エリアに接近。
過去半年の間で3回目となる1.40ラインチャレンジが目前ですが、ここ最近の1.12-1.14エリアのレンジの動きで方向感を定めるのが難しく、どちらに転んでも良いようにロング・ショート双方の戦略を考察します。
【詳細】
長期足の確認による環境認識です。
<長期足>
週足
最後のローソク足(まだ未確定)で下降チャネルの上限上抜けをトライしているところです。
青のカギ線で示した2年移動平均線を上抜けし、レジサポ転換を起こしていることから、長期トレンド転換の兆しも読み取れます。
一方で相場はチャートに示したピンクの抵抗帯に再度接近しており、ここでレジスタンスされて失速するか、はたまた突き抜けて上昇加速するかの転換局面にあります。
ピンクの抵抗帯のすぐ上に控える黒のカギ線が5年移動平均線なので、この抵抗帯を抜けると同時に5年MAも上抜きで長期トレンド転換となる公算は高いと見ています。
<中期足>
日足(最上部チャート)
本稿執筆時点で、日足レベルではすでに週足の下降チャネル上限をローソク足実体で抜けており、さらに次のローソク足で陽線を形成中です。
6月以降、1.12から1.14のエリアで経済指標の好結果とコロナ再拡大の懸念との間で綱引きを繰り返した結果がレンジ相場に現れています。
日足という中期目線では緑の上昇チャネルで示したようにまだ上昇トレンドが続いており、綱引きの勝負がどちらになるか注目です。
<今後のシナリオ>
依然不透明な状況が続いている中で、上か下か方向性を見定めるのが難しく、どちらに転んでも良いようにロングを狙う場面、ショートを狙う場面それぞれを考察してみたいと思います。
<ロング>
週足で触れたピンクの抵抗帯を抜けるまではスイングで長期的なロングポジションを狙っていくのは現実的ではないでしょう。
節目ラインである1.14を上抜けたところで、上昇の機運が高まると見ており、抵抗ゾーン上抜けからのロングを狙っていきます。
<ショート>
下目線への切り替えですが、
1. 上昇チャネル下限を下抜け
2. 週足の下降チャネル上限を下抜け
3. 日足の20MA(ピンク)を下抜け
さらに
4. 1.12を下抜け
を全て満たしたら、下目線に切り替えショートを狙っていこうと考えています。その頃には日足レベルでWトップ形成の動きも見えてきて売りを第一に相場を見ていこうかなという見立てです。
Eurusd-4
EURUSD 日足 長期のドル高相場から切り返し出来るか【過去分析】
2018年5月から続いていたドル高相場は200日EMAにサポートされる形で安定下降。
その後黒丸時点で更なる安値更新をするも、一旦2019年3月9日に青丸まで反発。
ところがコロナショックの影響によりドル需要が高まり急激なドル高へ、再び安値更新となった。
【現状分析】
青ラインで引いた三角保ち合いから上にブレイクするも、再び800EMA付近で反発を受ける。
2020年6月10日に赤丸の価格をつけるも前回高値である青丸の高値更新ができないでいる。
【将来予測】
ローソク足は、長期の下落トレンドからは脱して200日EMAも上回る水準に現在ある。
しかし、前回高値である青丸を更新できていない点が気がかりではある。
シナリオとしては
① 赤丸、青丸をクリアして完全上昇トレンドに入るパターン
② 赤丸はクリアするものの青丸に届かず(未達)、再び下目線へいく展開
③ 赤丸に達せずレンジ、もしくは下目線の相場展開
の3つを想定している。
一般的に一度目につけた高値をスルリと超えて行けるなら上昇力は高いと言える。それから考えると、現在の相場ではあまり上昇へのパワーはみられない。(現に直近2週間ほどはもみ合っている展開である。)
それを考えると③の可能性が高いと考える。
その次の可能性としては②と考えている。
少し目線を変えてみると、直近2週間は上下を繰り返しており、このまま三角保ち合いを形成する可能性がある。
この場合、従来のトレンドが継続するケースが多いので一気に上抜けするパターンも考えられなくはない。
いずれにせよ、過去と比べるとボラティリティが高くなっている為、リスク管理を怠らないことが肝要である。
【EURUSD】相場分析20200625 三尊から逆三尊形成で上昇?【サマリ】
4時間足で三尊完成から下落に転じるかと思われたユーロドル。その三尊を否定する形で今度は逆三尊形成の動きが出てきました。6月頭までの上昇トレンドの押し目形成が終了して再度上昇していくか注目です。
【詳細】
長期足の確認による環境認識です。
<長期足>
週足
赤の下降チャネル上限付近でもみ合っている形です。
<中期足>
日足
直近の上昇に対するフィボナッチRでは61.8まで戻して上げに転じてきました。
これまでも1.13を超えてからの上昇が長く続かないということから、現在の市場オーダー情報でも1.13-1.135付近に大きい売り注文があることからこのゾーンは難航すると思われます。
4時間足(最上部チャート)
4時間足では三尊のネックラインでサポートされる形となり上昇転換。同時に三尊の右ショルダーを逆三尊の左側の谷とする右上がりの逆三尊形成の動きを確認することができます。
このまま上昇を継続して日足で見た1.13-1.135ゾーンに突入した後の動きに注目です。
1.135超えてくれば、大きく上昇していくことが考えられ、1.14ラインと水色の点線の交差点近くで逆三尊完成となるでしょう。
【EURUSD】相場分析20200620 週明けは4時間足三尊のネックラインでの動きに要注目【サマリ】
4時間足で三尊がほぼ完成のユーロドル。
ネックラインを下抜けして下落に転ずるか、反発からの三尊否定で上昇回帰か、週明けの動きに要注目です。
【詳細】
長期足の確認による環境認識です。
<長期足>
週足
赤の下降チャネル上限に達してから2週連続の陰線終了となりました。
<中期足>
日足
直近の上昇に対するフィボナッチラインでは0.382ラインを下抜け、0.5を目指そうかというところ。
仮にこのまま下げが継続した場合、下げの最大は200日MAが伸びてくる付近に位置するフィボナッチ0.618ラインくらいだろうと見ています。
さすがに、ここを下抜けてくるようであれば、5月の上昇を全戻しということもありうるのかなと見ています。
4時間足(最上部チャート)
4時間足では三尊ができつつあります。最後のローソク足がちょうどネックラインで止まっています。
フィボナッチ0.5ラインと三尊のネックラインが交差する点がすぐそばに控えている点も注目です。
<今後のシナリオ>
週明けの動きで三尊ネックラインを下抜けて下落へ転じるか、反発して三尊否定からの上昇の形となるか非常に注目です。
フィボナッチ0.5ラインと三尊のネックラインが交差する点がすぐそばに控えていることから、反発上昇するのであればこのライン付近という可能性を見ています。
ネックラインを下抜ける場合、200MAがフィボナッチ0.618ラインに接近してきていることから、このラインまで下げて反発上昇も考えられます。
EURUSD 短期トレンド転換短期3波を取りに行っておりましたが、1時間足でトレンド転換したため、3波が終わってしまい、途中で利確して現在短期上昇4波を
取りに行っています。
この短期4波が短期2波の始めの下で終わり、短期5波の下落を予想しています。
1.1340付近で短期4波を利確して、同時に短期5波の指値注文を置いております。
超長期ベースでは上昇にトレンド転換したとみられるため、短期4波が短期2波を突き抜けていく可能性も否定できませんが、
日足の200EMAとの乖離がかなり大きいため、一気に抜けていく力はそこまでないと思います。
5波の下落で200EMAの移動平均線を目指してくると考えております。