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【EURUSD】相場分析20200722 ユーロドル2年ぶりに1.17へ向かうシナリオ

ロング
FX:EURUSD   ユーロ/米ドル
<サマリ>
ユーロドルが引き続き力強い上昇を続けています。
月足、週足チャートでは、本稿執筆時点でローソク足は未確定であるものの5年移動平均線(EMA)の上抜けをしており、今の上昇の勢いからすると、今週末時点で実体ベースで上抜けする公算が高いと見ています。
週足チャートでは、5年EMAより上で目立った抵抗帯はなく、上昇継続して月足の下降トレンドラインとぶつかる1.16台後半から1.17までは上昇する可能性が高いと考えています。

ユーロドル上昇の起爆剤となっている二つの材料、1. EU復興基金の合意、2. ドル安のうち、ドル安の側面については、ドルインデックスの週足が三角保ち合い下限に向かって下落していることから、この下限で反発することで、ユーロドルの上昇にもブレーキがかかる可能性があります。その分岐点となるのが、ユーロドルの価格が月足下降トレンドへ到達するタイミングと重なる、というシナリオを想定しています。

以下、ユーロドルの月足、週足による環境認識です。

<詳細>

<月足>
黒のカギ線が5年移動平均線(EMA)です。
月足の粒度とわずかな範囲ですがこの5年MAを上抜けしてきている状況です。


<週足(最上部チャート)>
週足で見ると、5年移動平均線(黒のカギ線)を上抜けしてきていることがよりわかります。
このラインより上には特に目立つ抵抗線もなく、この上昇の勢いが続けば、月足の下降トレンドライン到達は時間の問題なのではないかと見ています。

冒頭で触れたユーロドル上昇のトリガのうち、ドルインデックスについても週足チャートを見てみましょう。

<ドルインデックス週足>

ドルインデックスのチャートは赤と緑のラインで囲まれた三角保ち合いを形成しています。
こちらのチャートでも黒のカギ線が5年移動平均線(EMA)ですが、最後のローソク足がちょうどこのラインに差し掛かったところ。
ここを下抜ければ下に待ち受けるのが、三角の下限であり、ここで反発することにより、現在のユーロドル上昇にブレーキがかかる可能性があります。
そしてそのタイミングがちょうどユーロドルの週足が月足下降トレンドに差し掛かるタイミングと重なって、ユーロドルが反転下落というのが向こう数週間で考えられるシナリオです。
ドルインデックスが三角をさらに下抜けるようであれば、ユーロドルが月足の下降トレンドを上抜けてさらに上昇するという可能性もあるでしょう。
ユーロドルが上昇して月足下降トレンドラインに接近するに連れて、ドルインデックスがどう動くかも要注目です。

■”なぜ”がわかる相場分析
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