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【EURUSD】相場分析20200731 10年移動平均線超え間近/1.25を目指す上昇5波シナリオ

ロング
FX:EURUSD   ユーロ/米ドル
【サマリ】
上がれば上がるほど上昇の勢いが増すかのような勢いで伸びているユーロドル。
月足では10年移動平均線に到達し、このまま超えていきそうな勢いです。
今回の相場分析では週足を用いて、10年移動平均線を超えた後、長期的には1.25近くを目指すのではないかというシナリオをフィボナッチとエリオット波動を用いて考察してみます。

【詳細】
長期足の確認による環境認識です。

<長期足>
月足

<月足チャート>

2008年から12年間に渡って超長期下降トレンドが継続してきました。
長らく破られることのなかった、赤の下降トレンドラインが、現在も更新中の大陽線で上抜けされようという局面です。
これを書いている2020年7月31日午後13時時点でまだ最後のローソク足は確定していないものの、この勢いを見るにほぼ大陽線での確定は確実と言えるでしょう。
ローソク足が確定すれば、月足で見ても直近の戻り高値を更新したことになり、月足という長期時間軸でも上目線に転換し、今後は上昇トレンド転換が起こる可能性が高いと言えます。
月足チャート上青、黒、グレーの3本の太い移動平均線がそれぞれ2年, 5年, 10年移動平均線です。すでに10年移動平均線に到達していることからも、今回の上昇が十数年単位での大転換ポイントということがわかります。

月足の大きな下降トレンドに対してフィボナッチリトレースメントを当てると、今の価格水準は0.236の少し上あたりに位置しています。
10年移動平均線の上には(月足上は)目立つ抵抗線がないので、このまま上昇を続けた場合、次の終点の目安としては、2018年頭につけた1.25水準が考えられます。
このラインは月足フィボナッチの0.382とも重なるラインですので、月足のような長い時間軸であれば意識されるラインとなることが考えられます。
これが、長期的に1.25を目指すであろう一つ目の根拠です。


週足
週足では今の上昇トレンドが今後どのような波を形成していくかを考えてみます。

<週足チャート(最上部と同じ)>

今回の上昇トレンドの始点をどこと捉えるかにもよりますが、週足チャートに青で示した(0)を始点とします。
※2020年3月9日週につけたコロナショックでの高値(ピンクの丸印)を超えた波を1波とすると、チャートに示したものと少し結果は変わりますが、3/9週の高値はイレギュラーな動きで発生したものと捉え、その一つ前の戻り高値を更新した波を(1)波と考えています。

(1)波に対して当てたフィボナッチの1.618がすでに超えられてきているので、その次の目安である2.618を(3)波とします。(青のフィボライン)
(2)波の押しが0.786と少し浅いですが、今回は急上昇だったということも考慮して気にせずこのまま(0)-(2)波に対してフィボナッチエクステンションを当てたものが赤のフィボライン。
(3)波を決めた時と同様に、赤のフィボラインの2.618を目安とすると、1.25537付近が(5)波となり、このラインが月足のフィボナッチの0.382ラインと一致することから、綺麗に5波がハマります。
これが、1.25が長期的な上昇の目安となる根拠の2つ目です。

もちろんこの通りに動くとは限りませんが、テクニカルが綺麗に効きやすいユーロドルなので、こういう波を描いていく可能性があるというイメージは頭の中に持っておいて、日々相場を観察していけたらなと思っています。


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