【コラム】車の運転とトレンド転換は似ているこの投稿では車の運転とトレンドの転換は似ているというテーマで書いてみたいと思います。
・エントリーが早いんです
・損切りした後に思った方向に伸びていくんです
という方は意識してみると良いかもしれません。
図解
車を運転する方にとっては当たり前の話ですが、車が曲がるときは、
①カーブが近づくにつれて徐々に減速し
②低速で曲がり
③出口が近づくにつれて、徐々にアクセルを踏み加速
という行動を自然に取っていると思います。
相場においてトレンドが転換する時というのは、この車が曲がる時に非常によく似ています。
下降トレンドから上昇トレンドへの転換を例に取ると、
①下がる
②止まる=>
・安値更新しない
・レンジになる
・チャートパターン(Wボトムや逆三尊)が形成される
③上がる
という3ステップでトレンドは変わっていきます。
こうやって文字にすると簡単に見えますが、実際には早いエントリーに悩む多くの人が①で買ってしまいます。
そして含み損に耐えられなくなって損切りすると、その後思った方向に伸びていくという事象が起きます。
これは車の運転で言えば、十分に減速しないでカーブに突っ込むようなものです。
数千億円、数兆円という資金を投じることのできる機関投資家であれば、下がっている流れを止めることはできるかもしれませんが、僕ら個人投資家が下がっているところで買ったって、それは走ってくるダンプカーをうちわを扇いで止めようとしているようなもの。
ダンプカーに立ち向かうのは武田鉄矢さんだけで十分です。
車は急に止まれない(曲がれない)のと同様に、トレンドは急には変わりません。
しっかりと②止まるのを待って、③上がっていくところで買っていけばいいわけです。
上位足でのトレンド転換を狙うときはもちろん、押し目買い/戻り売り(=下位足でのトレンド転換)の時には、
「俺、下がってるところで買ってない?」
「私、止まったの確認したっけ?」
って自問自答するだけでも、だいぶ無駄なエントリー・早打ちをなくすことができるはずです。