【ダウ予想】今週以降、次の大きな調整局面に警戒【2022年2月7日-11日】先週1/31の週は月末月初を挟んだ1週間、月火水はリスクオンとなり1月相場の下げ分を半分程度まで戻しました(週の後半はまた少し下げましたが)。雇用統計や重要指標、決算など動く要因は数多くあり、それなりにボラティリティも大きい一週間でした。
2月に入って2週目、雇用統計明けの週明けはどうなりますでしょうか?
現在、中国で冬季オリンピックが開催中ですが、その中国はこの週明けから春節明け、こちらも市場への影響が多少あるかと思われます。
引き続き、米国主要企業の決算発表が続きますので、都度一喜一憂しながらとなりますが、いずれにせよ、2月から3月にかけてある程度大きな調整局面があるかと思いますので、それが今週からなのか、それとももう少し上昇した後となるのか、注意深く見ていきたいと思います。
■主な予定
2/7(月)雇用統計明け
2/8(火)3年債入札
2/9(水)10年債入札
2/10(木)米消費者物価指数(CPI)
2/11(金・建国記念の日)ミシガン大消費者信頼感指数
※主要企業の決算発表が相次ぐ
TradingViewでは同時に複数のチャート表示が可能です。
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NYダウ(US30)、S&P500(SPX500)、ナスダック(NAS100)、日経225(JP225)、恐怖指数(VIX)、米国債10年利回り(US10Y)、WTI原油(WTICOUSD)、ゴールド(XAUUSD)の8つのチャートを同時に表示させてみました。
Us10yr
ドル高?ドル安? 米長期金利次第の相場は続きそう先週はドル円が下げ相場となり、ユーロドルが反発上昇してトレンド転換の様相を見せるなど、
それまでののドル高相場から一転ドル安に触れた週となりました。
今後はドル高なのか、ドル安なのか気になるところですが、ドルインデックスと長期金利の相関を見る限りは、まだ金利に左右される相場は続きそうです。
ドル単体の強弱を表すドルインデックスと米国10年債利回りの関連を見てみます。
下のチャートはドルインデックスの4時間足(直近1ヶ月)に米国10年債利回り(ブルーのライン)を表示させたものです。
FOMCのあった3月中旬は相関が崩れているものの、それ以外の期間はほぼ相関があると言えるでしょう。
長期金利が下がるにつれドル安に、長期金利が上がれば再びドルも上がるといった連動性を見ることができます。
先週1週間がドル安相場となった背景には、米国雇用統計の予想以上の好結果や3月FOMCの議事録で改めて超緩和スタンスが示されたこと、FRB要人発言により早期の利上げ観測が後退したことなど、色々なファンダ的要素もあるようですが、長期金利の動きが落ち着いてきたことに加え、3月末の高水準から下がってきたことにもあると読み取ることができます。
また、長期金利はここ数週間1.6から1.75水準の間で落ち着きを見せています。
来週以降のドルストペアの戦略ですが、基本的には金利がこのレンジ内でドルと連動しながら動くことを想定しつつ、あとはいつも通り個別チャートのレジサポラインや波動を頼りに売買プランを立てていこうと思います。
(チャーティストですので)
<ドルインデックスの4時間足(直近1ヶ月)>