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日経VI:小幅に上昇、株価の下値堅く警戒感は限定的

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は12日、前日比+0.03(上昇率0.17%)の17.61と小幅に上昇した。なお、高値は17.88、安値は17.54。今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。取引開始後も日経225先物は戻りの鈍い展開となり、日経VIは警戒感から昨日の水準を上回って推移した。ただ、損後の日経225先物が下値の堅い展開だったことから、ボラティリティーの高まりを警戒するムードの広がりは限定的で、日経VIの上昇幅は概ね小幅にとどまった。

【日経平均VIとは】

日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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