日経VI:小幅に上昇、短期的な過熱感を意識
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は9日、前日比+0.03(上昇率0.17%)の017.47と上昇した。なお、高値は17.66、安値は16.88。今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。日経225先物は昨日までの2日間は上昇一服となったことから、朝方は高値警戒感がやや後退し、日経VIは低下して始まった。ただ、取引開始後は225先物が上げ幅を拡大する動きとなったことから、市場では短期的な過熱感が意識され、午後はボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは昨日の水準を上回って推移した。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。