日経VI:低下、取引時間中は円高・株安を警戒
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は17日、前日比-1.01(低下率3.50%)の27.81と低下した。なお、高値は32.46、安値は27.81。東京市場が3連休中の米株式市場でダウ平均が2営業日合計で500ドルを超す上げとなった流れを受け、今日の日経225先物は上昇して始まった。しかし、市場では円高警戒感が強く、取引開始後の買い一巡後に日経225先物は下げに転じ、その後は下落幅を広げる展開となった。加えて、今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合が予定されており、これらの結果に対する警戒感もあり、今日の日経VIは取引間際までは、先週末の水準を上回って推移し、取引終了にかけて低下に転じた。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。