米株価先物は最新のPCEデータを消化

米国株式先物、最新のPCEデータを消化

米株価指数先物は、米連邦準備制度理事会（FRB）が好んで使用するインフレ指標とされる最新のコアPCE価格指数の発表後、上昇したものの、ほぼ横ばいとなっている。

EミニS&P500先物 (ESCV1)は約0.7％上昇。マイクロソフト (link) Corp. MSFTとアルファベット (link) Inc. GOOGの四半期報告が好感され、先物は数字が出る直前に0.7％ほど上昇した。

3月のコアPCE指数の前月比は予想通りだったが、コア前年比はロイター世論調査を上回った。3月PCE価格指数の前月比は予想と同水準、前年同月比はロイター世論調査を上回った。

3月個人所得前月比は予想と一致。3月の調整消費は予想を上回った：

CMEのフェドウォッチ・ツール (link) によると、FRBが4月30日から5月1日にかけての会合で何を行うかに対する市場の期待は動いていない。FRBが4月30日から5月1日にかけて開催するFOMCでどのような行動を取るかに対する市場の予想は、97％程度で、FOMCが金利を据え置くことは事実上確実であることを示唆している。FRBが25ベーシスポイント利下げする可能性は3％だ。

さらに先の2024年を見据えても、FedWatchツールは依然として9月に1回の利下げを行うというバイアスを示している。

米10年債利回り US10Yは現在4.67%前後。データが出る直前は4.68％前後だった。木曜日は4.71％前後で終了した。

市場前の取引では、S&P500のセクターSPDR ETFの大半が上昇しており、通信サービス XLCは3％以上上昇し、最大の上昇率を記録した。

SPDR S&P 地域銀行ETF KRE は約0.4％下落している。

このデータについて、ウィスコンシン州メノモニー・フォールズにあるアネックス・ウェルス・マネジメントのチーフ・エコノミスト、ブライアン・ジェイコブセンはこう語った：

「医療、住宅、燃料が消費者の大きな財布のシェアを握っている。投資家は、第1四半期のGDP報告のおかげで、インフレ率がまだ若干高い数字になることを覚悟していた。第1四半期のインフレ率は予想を上回ったが、初期の指標では、インフレ率は1月にほとんど前倒しされ、落ち着きを取り戻した。

ジェイコブセンは、"FRBは、おそらく今夏まで、バランスシートの決定を見送るだろう "と付け加えた。

以下は、データが発表された20分後の市場前のスナップショットである：

(テレンス・ガブリエル、チャック・ミコライザック)

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