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世界のチップ売上高、2023年は低迷も今年は13%増の見通し-業界団体

月曜日に発表された業界団体の年間販売データによると、人工知能(AI) に対する需要の急増と自動車用チップの着実な増加が、今年の世界的なチップ販売の回復を後押しする。

半導体産業協会(Semiconductor Industry Association)(SIA) は、2023年の売上高が約8%減少するのに対し、世界のチップ売上高は13.1%増の5,953億ドルに跳ね上がると予測している。

「SIAのジョン・ノイファー最高経営責任者(CEO)はロイターのインタビューに対し、「AIは超強力な市場だ。

SIAの産業統計・経済政策担当ディレクター、ロバート・カサノバ氏によると、自動車用チップ((link))の出足は鈍かったものの、チップ市場の同分野は依然として6%の成長が見込まれている。

昨年は、パソコンやスマートフォンの需要低迷がインテル INTCやクアルコム QCOMなどのチップメーカーに打撃を与え、いわゆる「ロジック」チップの売上高は1.1%増の1,785億ドルにとどまった。メモリの売上高は29%減の923億ドルで、SIAが追跡しているカテゴリーでは2番目に大きい。

しかし今年、AIを導入した製品やサービスを提供しようとするハイテク大手の熱狂が、エヌビディア NVDAが製造する高度なチップへの需要を急増させた。

AIアプリケーションには、大量のグラフィック・プロセッシング・ユニット(GPU) が必要であり、必要なパフォーマンスを達成するためには、その周囲に様々な種類のチップが必要となる。AIシステムには、SKハイニックス 000660製の大量の広帯域メモリと、データ間の移動に高速なネットワーキング・プロセッサが必要だ。

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