ホットストック:ソフトバンクGがしっかり、英アーム株の高値更新が支援
ソフトバンクグループ 9984がしっかりとなっている。株価は一時3%超高の1万1610円に上昇し、年初来高値を更新した。傘下の英半導体設計大手アーム・ホールディングス ARMが上場来高値を更新していることを好感しているとみられている。
アーム株が堅調な背景としては「米マイクロソフト MSFTやアルファベット GOOG傘下のグーグルが、アームのコアを用いてエヌビディア NVDAに対抗するチップの開発を進めているほか、(スマホやPCといった端末でAI処理する)エッジAIでの需要拡大への思惑がある」(オムディアの南川明シニアディレクター)という。
前週末の米国市場では、雇用統計発表後の米長期金利低下を受け、ハイテク株が物色されフィラデルフィア半導体指数(SOX)は小幅ながらプラスだった。エヌビディアが下落した一方、AMD AMDやインテル INTCなどが上昇し「出遅れた半導体株を買う動きもあったようだ」(別の国内証券のストラテジスト)という。