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エヌビディア、インテルに代わってダウ工業株30種平均の構成銘柄に

インテル INTCは25年間続いたダウ工業株30種平均の座をエヌビディア NVDAに奪われることになった。

かつてはチップ製造で圧倒的な強さを誇っていたインテルだが、近年はライバルのTSMC 2330に製造の優位性を譲り、チャットGPTを所有するオープンAIへの投資を見送るなどの失策で、人工知能ブームに乗り遅れた。

インテル株は今年、 (link) 54%下落し、株価指数で最悪のパフォーマンスとなり、株価加重ダウで最低の株価を記録した。

インテルの株価は金曜日の取引で約1%上昇し、Nvidiaは1.5%上昇した。

1968年に設立されたシリコンバレーのパイオニアであるインテルは、メモリー・チップを販売した後、プロセッサーに転換し、パソコン産業の立ち上げに貢献した。

1990年代には、「インテル・インサイド」のステッカーが日用品である電子部品を高級品に変え、やがてノートパソコンのいたるところに貼られるようになった。

エヌビディアは、同社のチップがジェネレーティブAI技術に不可欠な役割を果たしているおかげで、世界の半導体産業の要として頭角を現し、過去2年間で株価は7倍に急騰した。

同社の株価は今年だけで2倍以上に上昇している。

かつてはエヌビディアのグラフィック・プロセッサを搭載したPCを求めるゲーマーの間でしか人気がなかったが、今や同社は世界で2番目に価値のある企業であり、AI市場のバロメーターとみなされている。

6月に実施された1株を10株に分割する株式分割 ( (link) )も、株価指数への組み入れを後押しし、高騰する同社株を個人トレーダーがより利用しやすくした。

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