アキュムレーション/ディストリビューション (ADL)

定義

アキュムレーション/ディストリビューションインジケーター、またはADL(アキュムレーション/ディストリビューションライン)は、基本的には基礎となる需要と供給を測定する為に設計された出来高ベースのインジケーターです。これはトレーダーが実際に、買い集めている(アキュムレーション)か売っている(ディストリビューション)かを判断する事により実現されており、 各期間のマネーフローボリュームの累計をプロットする事で実装されています。ADLは、ボリュームフローと実際の価格のダイバージェンスを明らかにして、主に現在のトレンドの確認や将来の反転を予測することができます。

歴史

アキュムレーション/ディストリビューションラインは、著名な株式アナリスト、マーク・チャイキンによって作成されました。ADLは、チャイキンの他の有名なインジケーターである、チャイキン・オシレーターとチャイキン・マネーフローインジケーターに密接に関連しています。

計算

アキュムレーション/ディストリビューション = ((終値 – 安値) – (高値 – 終値)) / (高値 – 安値) * 期間出来高

インジケーターが実際にどのように機能するかを完全に理解するには、この計算式を個々のパーツに分解する必要があります。

  1. マネーフロー乗数を算出します。 ((終値 - 安値) - (高値 - 終値))/(高値 - 安値) = マネーフロー乗数
  2. マネーフロー乗数を算出すると、マネーフローボリュームを計算できます。 マネーフロー乗数 * 期間出来高 = マネーフローボリューム
  3. 前述の通り、ADLは各期間のマネーフローボリュームの累計です。したがって、現在のマネーフローボリュームを取得する事でADLをプロットできます。 ADL = 以前のADL + 現在のマネーフローボリューム

基礎

計算式を分解するとわかる通り、最終的にADLが上昇/下降する要素はマネーフロー乗数です。マネーフロー乗数は、期間の終値と高値/安値の範囲との関係によって決まります。マネーフロー乗数は常に 1 から -1 の範囲内です。 期間の終値が高値/安値の範囲の上半分の場合、マネーフロー乗数は上昇し 1に近づきます。一方、期間の終値が高値/安値の範囲の下半分の場合、マネーフロー乗数は下降し-1方向に動きます。マネーフロー乗数が1に近くなるほど、買い圧力が強くなります。したがって、非常にポジティブな乗数と強いボリュームが組み合わさると、ADLが上昇します。非常にネガティブな乗数と強いボリュームが組み合わさると、売り圧力が高まりADLが低下します。結果としてADLは売買圧力の強さを測定する方法と見なすことができます。これを考慮すると、ADLはトレンドの確認と反転の予測の両方において価値のあるツールになります。

利用目的

トレンドの確認

これは実際、ADLを使用する上での最もシンプルな利点です。強い上昇トレンド、または強い下降トレンドの間、ADLは実際に価格と同じ方向に動き、現在のトレンドを確認できます。

ダイバージェンス

ダイバージェンスは、ADLの分析において別の大きな役割を果たします。多くの人が出来高は価格に先行すると信じているため、出来高と価格が反対方向に向かっている場合は必ず注意してください。ADLはトレーダーがこうしたケースを識別するのに役立ちます。

強気のADLダイバージェンスは、価格が下降している時に、ADLが上昇傾向である場合です。ADLの上昇傾向は買い圧力の上昇を示しています。出来高が価格に先行すると仮定すると、価格の反転が発生すると考えられます。

弱気のADLダイバージェンスは、価格が上昇している間に、ADLが下降傾向である場合です。この場合、ADLは売り圧力の増加を示しており、価格がまもなく下落する可能性があります。

信頼性の低さ

他のインジケーターと同様に、ADLを利用する人は誰でも、その不足する部分や弱点を理解する事が重要です。ADLの主な不足点は、アキュムレーション/ディストリビューションラインの移動方向を決定する際に主要な役割を果たすマネーフロー乗数が、期間の価格レンジの変化を考慮していない事です。つまり価格に何らかのギャップがある場合でも、それはADLではピックアップされない為、ADラインと価格が同期しなくなります。

サマリー

全体として、アキュムレーション/ディストリビューションインジケーターは、株式チャートでの基礎要素を計算するためのかなり信頼できるインジケータです。これは簡単な事ではない為、ADLは非常に価値があると言えます。ただし基本的な売買圧力を知るだけでは、通常それだけでは十分ではありません。その為、ADLはトレードプログラムまたは戦略の1つの側面の補完的な指標としてよく使用されます。ADLが必ずしも単独で使用されないもう1つの理由は、前のセクションで説明した信頼性の低さです。ADLは価格と同期しなくなることがありますので、通常チェックとバランスの取れたシステムを構築するには、他のツールを配置する事が最善です。

スタイル
アキュムレーション/ディストリビューション

ADの値を表示するラインの可視性を切り換える事ができます。ADLの色や太さ、ビジュアルタイプ(ラインがデフォルトです)を選択する事もできます。

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