ピッチファン

ピッチファンは、トレンドの開始地点から広がるレイのセットのことです。これらのレイは、フィボナッチ数列で形成される係数で傾斜しています。

ピッチファンは、トレンドの第一波が過ぎて、明らかに調整が始まった後に適用することが推奨されます。

ピッチファンを描くには、1点目と2点目をトレンドの始まりと終わりに設定し、3点目を最初の修正波の高安のポイントに設定します。強気のトレンドではトレンドの安値から高値へ、弱気のトレンドではトレンドの高値から安値へとピッチファンを描きます。

主要なポイントが設定されると、フィボナッチレベルに対応する扇形のレイがチャート上に現れ、サポートとレジスタンスとなる傾斜したラインが表示されます。これらのレイの近くの価格エリアは、価格が反転したり、大きく反発する可能性があると推定されるエリアです。

ピッチファンの利用に際しての全体のロジックは、1つのシンプルなアイデアに基づいています - 価格がそれらのレベルで反発した場合、調整は終了し、トレンドは継続すると考えられます。価格が最初のレジスタンスをブレイクした場合は、次のレベルのテストを待つべきです。

ピッチファンは、しばしばギャン・ファンやフィボナッチ・リトレースメント、フィボナッチ・タイムゾーンなどの他の描画ツールと組み合わせて使用されます。ピッチファンは、価格が反転する可能性のある最も強力なエリアを特定し、より正確なトレードシグナルを得る為のツールです。

ダイアログのスタイルプロパティでは、ピッチファンの外観や設定を変更することができます:

ドロップダウンとスライダーでピッチファンの中央線の色、太さ、不透明度、スタイルを設定します。

左側のチェックボックスで、ピッチファンの追加ラインの表示／非表示を切り替えます。横のドロップダウンとスライダーでピッチファンの追加ラインの色、太さ、不透明度、スタイルを設定します。

このドロップダウンを利用すると、ピッチファンのラインと背景に1つの色を設定できます。

ピッチフォークのレイの間の背景の塗りつぶしの有無と不透明度を設定します。

ダイアログの座標プロパティでは、価格スケール（価格）と時間軸（バー番号）を指定することでピッチファンの位置を正確に指定できます:

ピッチファンの最初のポイント (#1) の正確な位置を価格とバーの番号で指定できます。

ピッチファンの2番目のポイント (#2) の正確な位置を価格とバーの番号で指定できます。

ピッチファンの3番目のポイント (#3) の正確な位置を価格とバーの番号で指定できます。

ダイアログの可視性のプロパティでは、どの時間足でチャートにピッチファンを表示するかを切り替えることができます。
どの時間足でも表示／非表示を選択でき、日中足や日足ベースの特定の時間足でチャート上の描画が表示されるように構成する事ができます。

ピッチファンは、トレンドの開始地点から広がるレイのセットのことです。これらのレイは、フィボナッチ数列で形成される係数で傾斜します。