ギャン・ファン

動作

ギャン・ファンとは、20世紀の著名なテクニカルアナリストであるW.D.ギャンが、1935年頃にギャン・スクエア、ギャン・ボックスとともに開発したテクニカル分析ツールです。ギャン・ファンは、ギャン・アングルと呼ばれる9本の斜線で構成されています。価格チャート上に描かれるこれらのアングルは、金融商品の様々なサポートとレジスタンスのレベルを示すために設計されています。

各ギャン・アングル (無限に延長される) は、時間と価格を比例するパーツへと分割します。最も注目すべきギャン・アングルは1x1、つまり45°です。ギャンによると、1x1の角度は1単位の時間に対して1単位の価格を表しています。1x1ラインには、1日ごとに1ポイントずつ上昇する完全な45°という考え方があります。この他にも、2x1 (1日に2ポイント上昇)、3x1、4x1、8x1、16x1などの重要な角度があります。 このように異なるギャン・アングルのラインが全て組み合わされて、ギャン・ファンになるのです。

ギャン・ファンはトレンドの変化点や天井や底などの反転ポイントから描かれるのが一般的で、市場のトレンドや強さを測る上で優れた方法になります。上昇トレンドにおいては、価格が上昇の角度を下回らずにその上のスペースに留まっている場合、市場は強気とみなされます。下降トレンドにおいては、価格が下降の角度を上回らずにその下に留まっている場合、市場は弱気とみなされます。

現在価格の上下にある角度によって、市場の相対的な強弱が決まります。例えば、価格が2x1の上にある場合、1x1の上にある場合よりもはるかに市場が強気であることを示しています。ギャンは、上昇トレンド中に価格が反転し、上昇の角度を下抜けると、価格はその下にある角度のうち最も近い角度に向かう傾向があると考えていました。その逆もまた同様です。下降トレンド中に価格が反転し、下降の角度を上抜けると、価格はその上にある角度のうち最も近い角度に向かう傾向があるということになります。

ギャンの描画ツールを扱う際は価格の単位が時間の単位に対応するように、適切なスケール比率を使用することが重要です。

未知の市場の規模を見定めるうえで最も簡単な方法は、重要な点 (天井同士、底同士) の間にある差を取ることです。そこで得られた値を、市場が天井から再び天井へ、あるいは底から再び底へと到達するのにかかった時間で割る必要があります。

 

スタイル

スタイルの設定ダイアログでは、ギャン・ファンの外観と構成を変更することができます:


ライン

左側のチェックボックスでギャン・ファンに追加されたラインの表示/非表示を切り替える事ができます。その右にある設定でラインの色、不透明度、太さ、線種を変更できます。

同色を利用

このドロップダウンメニューを使用すると、ギャン・ファンのラインと背景を選択した1色だけで描画できます。

背景

チェックボックスでギャン・ファンの背景の表示/非表示を切り替えます。また、横のスライダーを使用して背景の不透明度を調整します。

ラベル

ギャン・ファンのラインの値の表示/非表示を切り替えます。

座標

座標の設定ダイアログでは、ギャン・ファンの終点について価格スケール (価格) と時間軸 (バー番号) を指定することで正確なポジションを設定する事ができます:

ポイント1

ギャン・ファンの最初のポイント (#1) の正確な位置を価格とバーの番号で指定できます。

ポイント2

ギャン・ファンの2つ目のポイント (#2) の正確な位置を価格とバーの番号で指定できます。

可視性

可視性の設定ダイアログでは、どの時間足でギャン・ファンを表示するかを切り替えることができます。
チャートの日中及び日足ベースの特定の時間足でのみ描画が表示されるように設定する事が可能です。どの時間足でも表示/非表示を選択できます。