希薄化EPS (希薄化後1株当たり利益)

希薄化EPS (希薄化後1株当たり利益) とは何ですか?

EPSとは、Earnings Per Share (1株当たり利益) の略称です。投資家はEPSを利用して、企業が発行済み株式1株に対してどれだけの利益を上げているかを測ります。希薄化EPSは、転換証券 (優先株式、転換社債、ストックオプション、ワラントなど) を全て含めて計算した場合の1株当たり利益を測るという点で少し異なります。

注: 上場企業の資本構成に2種類以上の株式がある場合、希薄化EPSと基本EPSの両方に関する情報提供が必要とされます。

希薄化EPS (希薄化後1株当たり利益) が重要なのはなぜですか?

希薄化EPSは、株主基盤の真の姿と企業の利益がどのように分配されるかを示します。これにより、優先株式からストックオプション、ワラントに至るまで、全ての有価証券を含むシナリオの中で株主が受け取る利益が見極められる為、重要な指標になります。

希薄化EPS (希薄化後1株当たり利益) はどのように計算されますか?

希薄化EPSの計算方法は、単純なEPSの計算よりも少し複雑になっています。正確な計算式は、当期純利益から優先配当金を差し引いた後、発行済株式数の加重平均に全てのオプション、ワラント、転換株式を加えた株式数で割ったものになります。