セッション出来高プロファイルHD (SVP HD) は、指定されたセッションやサブセッション内の出来高データを計算するため、トレーダーがセッションで指定した部分について、日中の出来高の動きを分析することができます。さらに、通常の「セッション出来高プロファイル」とは異なり、チャートを拡大すると価格帯表示の細かさが自動調整されます。チャート上の表示バーが少なくなると、それだけ多くの価格帯が表示されます。
注: 出来高プロファイルのインジケーター全体に共通する特徴については、 ヘルプセンターの記事「出来高プロファイルのインジケーター: 基本的なコンセプト」で詳細をご覧いただけます。以下の文章は、セッション出来高プロファイルHDについて固有の特徴を説明したものになります。
「セッション出来高プロファイルHD」の計算は、概略計算と詳細計算の2つのパートからで構成されています。詳細計算はチャート上で見えている範囲に適用され、見える範囲すべての出来高プロファイルの行数を自動的に調整します。この計算では「可視範囲出来高プロファイル」と同じロジックに基づいて、下位足データが選択されます(ただし、1秒足のデータを使用する、秒がすべてのベースとなっている時間足は例外です)。
詳細計算が行われている最中の表示には概略計算が用いられます。その時間足の選択は、通常の「セッション出来高プロファイル」と同じものとなっています。
出来高プロファイルに年の区切りとなる期間が含まれている場合、そのプロファイルは年末で完結して、新年から新たに計算を開始します。これは異なる時間足でプロファイルを構築するときに、一貫性を保つ上で必要になる処理です。
「セッション出来高プロファイルHD」では、チャートのスケールを拡大すると、価格帯表示の細かさが自動調整されます。チャート拡大時にはより細かい表示になります。
時間外取引の表示をオンにしたときに、セッション出来高プロファイルをどのように構築するかを指定します。
各行の出来高について、総出来高の表示(「合計」)、買いと売りの分割表示(「買い/売り」)、その差の表示(「デルタ」)を切り換えます。
取引セッションの全出来高のうち何パーセントをバリューエリアで強調表示するかを指定します。
POC(ポイントオブコントロール)のラインを、バーが未表示の場所にも延長します。
VAH(バリューエリアハイ)のラインを、バーが未表示の場所にも延長します。
VAL(バリューエリアロー)のラインを、バーが未表示の場所にも延長します。