捨て子線 - 弱気

弱気の捨て子線は、価格の下落反転傾向を示すことが多いローソク足パターンです。同時線に類するローソク足が出現し、その最安値と前日のローソク足との間にギャップが開いたときに形成されます。先行するローソク足は緑色で長く、短いヒゲを伴います。また同時線の後には、赤色で長く、同様に短いヒゲを伴うローソク足が続き、同時線の最安値とこのローソク足の最高値の間にギャップが開いています。捨て子線の効果が発揮されるためには、同時線のヒゲが1日目と3日目のヒゲから完全に上下へと離れている必要があります。


パラメーター:

このローソク足パターンは、慣例として特定のトレンドに紐づいて認識されます。価格が全般的に上昇しているか下落しているかが、パターンを認識する上で重要になるでしょう。インジケーターのパラメーター「Detect Trend Based On」の設定によって、トレンド検出に使用する方法を以下のように指定することができます。

  • SMA50 - シンボルの現在価格と期間50の単純移動平均 (SMA) を比較します。現在価格がSMAの下にある場合、下降トレンドの値動きと見なします。また価格がSMAの上にある場合は、上昇トレンドと見なします。
  • SMA50, SMA200 - 現在価格とSMA50、SMA50とSMA200を別々に比較します。現在価格がSMA50の上にあり、かつSMA50がSMA200の上にある場合、上昇トレンドと見なします。現在価格がSMA50より下にあり、かつSMA50がSMA200より下にある場合は、下降トレンドと見なします。
  • No detection - トレンドを考慮しません。

'SMA50, SMA200' オプションでは、2つの異なるSMAを比べることによって、比較的強いトレンドを検出します。トレンドが弱く、上記の条件に当てはまらない場合、ローソク足パターンは検知されません。一方、'SMA50' オプションでは、弱いトレンドでもパターンを検知します。