これらのルールは、TradingView上のすべての公開スクリプトに適用されます。また例えば招待制スクリプトを公開している場合など、ベンダーとみなされる基準に合致する場合は、ベンダー要件を満たす必要があります。
これらのルールはスクリプトの公開のみに適用されます。これらに加えて、TradingViewの一般的なハウスルールがスクリプト作者に適用される事を覚えておいてください。
スクリプト作者の方に役立つ情報を以下でご覧ください:
スクリプトの可視性
TradingViewのすべてのアカウントタイプのユーザーが、スクリプトを公開またはプライベートで投稿することができます。公開/非公開のいずれを選択されたかに関わらず、任意のソースやオープンソース、保護、招待専用などアカウントの種類に応じて許可されているアクセス制御の公開モードを使用することができます。
プライベートスクリプト
プライベートスクリプトはモデレートされず、あなた以外には表示されません。プライベートで投稿する場合、TradingView上の他の場所では公開されないことをご確認ください。またプライベートスクリプトに対して、TradingViewの公開コンテンツから参照する事やリンクを貼る事は禁止されています。
プライベートで投稿されたものをご友人や顧客の方と共有されるには、スクリプトへのリンクを直接送信して下さい。リンクはスクリプトのページを開いて、ブラウザからURLをコピーする事で取得できます。
公開スクリプト
公開スクリプトは、TradingViewの公開ライブラリに表示され、何百万人ものTradingViewユーザーやそのリンクにアクセスするインターネットユーザーが閲覧できるようになります。公開される為、これらのスクリプトは以下の条件を満たしている必要があります:
言語
- 公開ライブラリはTradingViewの全言語版で共通です。すべてのメンバーが公開スクリプトの恩恵を得るには英語が優先されなければなりません。タイトルは必ず英語のみである必要があります。説明では他の言語での記述も歓迎しますが、英語が最初に表示される必要があります。
オリジナリティと有用性
- スクリプトの説明は、あなたのスクリプトがどのように独創的で有用であるかをコミュニティに説明する機会です。説明でTradingViewのモデレーターがスクリプトの独創性や有用性を理解できない場合はモデレートされます。
- 古いアイデアを焼き直したものや、色を少し変えただけのもの、MAの組み合わせを変えたり、WaveTrendのような人気のあるインジケーターを若干変更したものは、有用とはみなされません。既存のインジケーターのわずかな修正は、独学でPineを学ぶには良い方法ですが、Tradingviewの知識を増やすものではありません。各インジケーターをある種の研究と考えてください: 手間をかければかけるほど、一般的にはより有用になります。
- スクリプトを公開する前に公開ライブラリを検索して、あなたのスクリプトと同じことを行う既存のスクリプトが無い事をご確認ください。
- 新しいインジケーターを必要としないトレード設定を共有されたい場合には、スクリプトではなく、それを説明するアイデアを公開して下さい。2つの独自のMA期間を持つMAスクリプトは、オリジナルのスクリプトではありません。
- 異なるインジケーターを組み合わせる理由とその使用方法を説明していないスクリプトのマッシュアップは有用ではありません。
- クローズドソースのスクリプトで、オープンソースのスクリプトが既に行っていることを再現してはいけません。独自性によりソースを保護する必要がある場合でも、トレーダーがクローズドソースのスクリプトの説明を見てスクリプトの独自性を理解できない場合は、そのスクリプトはモデレートされます。
- スクリプトにユーザーオプションを提供してください。スクリプトの設定のパラメーターで、期間やソースなどのキー値を設定できるようにしましょう。
タイトル
- 7ビットのASCII文字セットのみを使用してください。絵文字や文字を使った特殊効果は許可されません。
- BBやSRなどの略語を除き、タイトルのどの部分にも大文字のみ使用しないでください。
- 英語のみを使用してください。
説明
- あなたのスクリプトがどのように独創的なのか、何をどのように行うのか、どのように使用するのかをトレーダーが理解できるように、詳細で意味がわかる説明を記載してください。計算の根拠となる概念をトレーダーに説明してください。スクリプトがトレンドフォローである事やスキャルピングを目的としたものである事だけを述べても、トレーダーにはあまり役に立ちません。例えば何百種類もあるトレンド分析やスキャルピング手法の中で、どの手法が使われているかを説明する事で、よりトレーダーにとって有益なものになるでしょう。
- スクリプトの説明は自己完結型でなければならず、スクリプトの目的を明確にするために、オープンソースコードや他のコンテンツへのリンク/参照に頼ってはいけません。
- クローズドソースのスクリプトの説明では、あなたの言うことをどのようにクローズドソースのスクリプトが行っているかを、トレーダーが理解できるようにする必要があります。私たちは、スクリプトの基礎となるロジックのすべてを明らかにすることを期待しているわけではありませんが、クローズドソースのスクリプトを公開される場合には、それが何かオリジナルなことをしていると仮定しており、トレーダーやモデレーターがそれが何であるかを理解できなければなりません。
- オープンソースのスクリプトを公開する場合、TradingViewのユーザーの中でPineを読める人は少ないということを念頭に置いてください。ユーザーはスクリプトの使用方法を理解するためにあなたの説明を頼りにしています。
- オープンソースや保護スクリプトは定義上無料です。この事を宣伝する必要はありません。また、期間限定で利用可能であることを宣伝したスクリプトの公開は認められていません。
- 絵文字は、説明を読むのに支障がない限り、許可されます。
- オープンソースや保護スクリプトを公開する際に、期間限定オファーをしないでください。
チャート
- スクリプトを公開する際のチャートは、わかりやすく、スクリプトの出力が読み取れるようにしてください。これが、スクリプトをクリーンなチャートで公開するようにお願いしている理由です。
- あなたのスクリプトを他のスクリプトと一緒に使用する必要があり、その理由が説明されている場合を除き、他のスクリプトをチャートに含めないでください。
- チャートに描画を使用しても構いませんが、それはスクリプトの動作や使用方法についての理解に役立つものでなければなりません。
- 使用方法の説明でなければ、チャートに描画を含めないでください。
- 非標準のチャートタイプ(平均足、練行足、カギ足、ポイント&フィギュア、レンジ)を使用して売買シグナルを生成するスクリプトは、非現実的な結果をもたらすため、許可されていません。理由を理解される必要がある場合はこの資料をご参照下さい。
- トレーダーが何を見ているのかを理解できるように、完全なシンボル/時間足の情報とインジケータ名をチャート上に表示してください。
ストラテジーの結果
- 公開ストラテジーは、現実的な結果を示さなければなりません。
- トレーダーに誤解を与えないようなバックテストの結果を公表するように努めてください。
- 現実的な初期資金を選択してください。
- 現実的な手数料とスリッページを使用してください。
- 複利はほとんどの現実世界の取引条件を反映しない為、ポジションサイズに100%を使用しないでください。5%から10%が通常より現実的です。
- チャートのシンボルがそれを必要としない限り、固定の契約数を使用しないでください。
- バックテストでは、現実的なポジションサイズを使用していることをご確認ください。
- 十分なサンプルサイズ、理想的には100トレード以上を生成するデータセットを選択してください。
- スクリプトの説明でストラテジーのデフォルトのプロパティを説明し、その設定を公開時に使用して下さい。
記載漏れと非現実的な主張
- スクリプトやパフォーマンスについて非現実的な主張をしてはいけません。あなたの主張を立証してください。
- トレーダーには、スクリプトが何をして何をしないのかをありのままに説明してください。スクリプトの欠点についてユーザーに警告して下さい。例えば、オフセットを使用して過去にプロットした場合は、トレーダーを誤解させないように、その旨を必ず記載してください。
- 過去のパフォーマンスが将来も繰り返されるとほのめかさないでください。
- 将来のデータにアクセスする為に、lookahead を使用した `security()` コールを使用しないでください。より詳しい情報が必要な場合はこの資料をご覧ください。
オープンソースの再利用
- これらのオープンソースの再利用ルールは、TradingViewで公開されているすべてのオープンソースにデフォルトで適用されるMozilla Public License 2.0を含む、作者が使用しているすべてのライセンスに優先します。以下の再利用に関するハウスルールが満たされていれば、作者の選択したライセンスが適用されます。
- あなたのスクリプトが他の作者のオープンソースコードを再利用している場合、以下を満たす必要があります:
- パブリックドメインとみなされる場合(下記の「パブリックドメインの例外」をご参照下さい)を除き、原著作者の許可を得る必要があります。
- 原著者の明示的な許可がない限り、または再利用したコードがパブリックドメインであり、かつコードベースの中で重要でない部分を構成している場合を除き、スクリプトはオープンソース形式で公開されなければなりません。
- スクリプトの説明文に著者を明記しなければなりません。また、スクリプトのコメントでコードを再利用した箇所について注釈を追加するのも良い方法です。
- 元のコードに意味のある重要な改良を加えなければなりません。
- 再利用するコードは、あなたのスクリプトのごく一部である必要があります。
- パブリックドメインは例外です: TradingViewのオープンソースコードの中には「パブリックドメイン」とみなされるものがあります。以下はパブリックドメインとみなされます:
- TradingViewがビルトインやドキュメントで公開している全てのコード。
- RSIやストキャスティクスなど、他のプラットフォームで広く利用されている古典的なインジケーターから移植された標準的なコード。作者固有の調整や最近のインジケーターの移植を含むオリジナルコードは含まれません。
テスト
- 私的利用を目的としたスクリプト、テストや未完成のプロジェクトは公開ライブラリに含める事はできません。個人的な利用やテスト用のスクリプトはプライベートモードで投稿して下さい。
バージョン
- 既存のスクリプトのわずかな違いのバリエーションやマイナーアップデートを別々のスクリプトとして投稿するのではなく、それらを同じスクリプトに含めて、公開ウィンドウの更新機能を使用してアップデートを公開して下さい。
- 広く使われている古いスクリプトの機能を保存するためにコードベースをフォークしたい場合は、その旨を説明欄で説明してください。
- Pine v4を使用してスクリプトを書いて下さい。
モデレートされたスクリプト
モデレーターは、公開スクリプトが当社のルールに違反している場合、非表示にします。スクリプトがモデレートされると、PineCodersのモデレーターアカウントからプライベートメッセージが届きます。このメッセージには、対象の違反が記載されています。PineCodersに返信される前に、このメッセージを慎重にお読みください。メッセージを確認された後に質問がございましたら返信してください。モデレーターが喜んでサポートします。
非表示とされたスクリプトは更新も削除もできません。これらのスクリプトは背景が赤く表示され、コミュニティからは見えなくなります(モデレーターと作者だけが見ることができます)。必要に応じて、ルールに準拠したスクリプトと説明文を新規で再投稿できます。
違反を繰り返すと、通常禁止期間が長くなります。最終的には永久BANになることもあります。BANは、チャート機能ではなく、アカウントのソーシャルメディア機能の使用が対象です。
重大な違反
違反行為の中には、他の違反よりも深刻なものがあり、即時の永久BANに繋がる可能性があります。これには、盗用、公開ライブラリへのスパム、トレーダーの誤解を招くもの、Premiumアカウントの署名欄以外での勧誘/広告が含まれます。