経済指標カレンダー: 機能の概要


経済指標カレンダーは投資家にとって不可欠なツールとなっており、GDPや金利といった各国の経済指標からFRBなどの組織の発表に至るまで、金融界で最も重要なイベントやデータを追跡するのに役立ちます。市場はしばしば複雑で不確実ですが、経済指標カレンダーのようなツールを使えば、市場の動きを明確に把握してその変化に備えることができます。それでは、TradingViewの経済指標カレンダーを詳しく見ていって、どんな機能が使えるかを確認してみましょう。

概要

経済指標カレンダーでは、その最初の列に発表やレポートが行われた時刻、次の列にそれが行われた国名が表示されます。国名のそばにはそのイベントの重要性を示す小さなグラフが表示され、すぐに注意を向ける必要があるものを素早く判断できるようになっています。そして、経済データ・雇用統計・中央銀行の発表・政府の政策転換、さらにはある世界的なリーダーによるツイートまで、市場に影響が及ぶ可能性のある事柄がすべて表示されるようになっています。

イベントをクリックすると、そのイベントの説明、および以下3つのオプション項目が表示されます: 「チャートを起動」ボタンを押すと、その指標についての詳細を示したチャートが表示されます。「概要を表示」ボタンを押すと、その指標のチャートやニュース、関連情報などが掲載されたシンボルページが表示されます。また「カレンダーに追加」ボタンを使うと、ご自身のGoogleカレンダーにそのイベントが追加されます。

カレンダーには「結果」と「予測」の列があります。最初の列では、その指標において期待された値に対して実際はどうだったかが示され、これを過去の結果の評価に役立てることができます。2番目の列ではその指標の予測値が示され、これを見ながら熟考を重ねて戦略を練るトレーダーも多くいます。最後に、一番右の「前回」列には指標の過去の値が示されます。以上で一つの経済イベントの全容を把握することが可能になっています。

フィルター

経済指標カレンダーの内容についてご理解いただいたところで、自分が必要とする情報に焦点を絞るにはどうすればよいかを見てみましょう。そのために役立つフィルターがいくつかあります:

  • 国別: イベントのレポートを受け取る国を1つまたは複数選択できます。ご自身の戦略において、あらゆるかぎりのソースからのデータが必要な場合には、このフィルターを「全世界」に設定することができます。
  • 重要度大: モードがオンの時、重要度の高いイベントだけが表示されるので、重要データに焦点を絞ることができます。



  • 期間のオプション: ボタン1つで、今後の経済イベントや昨日発表された過去のレポート、そして今日/明日/今週に発表が予定されているイベントに絞った表示を選択することができます。
  • カテゴリーメニュー: ここで「金利」、「インフレ率」、「債券」などのカテゴリーを選択すると、そのカテゴリーに関わる発表だけを表示することができます。特定のカテゴリーに絞った検索を行わない場合は、デフォルトで使用されている「すべてのカテゴリー」を選択してください。
  • タイムゾーン: このフィルターを使うと、より正確なイベント検索を行う上で必要なタイムゾーンを選択できます。

フィルターを適切に利用して、そこで見つかったデータを注意深く調査することによって、経済指標カレンダーは世界中の市場を分析する際に強力な分析ツールになります。

また、TradingViewのツールはウェブサイトでの使用にも最適化されていることをお忘れなく。右上にある「ウィジェットを利用する」ボタンをワンクリックすればカレンダーのコードを取得することができます。これを使ってご自身のウェブサイトへの統合を行えば、そのサイトのユーザーの皆様にも重要な経済指標のレポートをお知らせすることが可能になります: