時間足とは : クイックガイドとヒント
こちらの記事では、TradingViewスーパーチャートでの時間足の使用方法をご紹介しています。
時間足とは?
時間足とは、値動きを表す上でどれだけの時間や取引活動を単位にするかを選択できるようにしたものです。ここで選んだ数値に従ってチャート上で取引の開始時間と終了時間が計算されます。
時間足に基づいてチャートが構築される原理の主要部分は、ほぼすべてのチャートタイプで共通しています。時間足の仕組みを理解するために、情報量が多く、この原理の説明に適したチャートタイプであるローソク足チャートを例に見てみましょう。
ローソク足チャート上の各ローソク足は、始値、高値、安値、終値の4つの情報(価格)で構成されています。時間足とは、これらの価格を表示する単位を選択できるようにしたものであり、この場合、1本のローソク足が形成されるまでの時間が定義されることになります。たとえば、時間足を日足(1日)に設定した場合、各ローソク足はその日の始値、高値、安値、終値を表示します。4時間足を選択した場合、各ローソク足は4時間の間に生じた価格の動きを反映しており、それぞれ1本前のローソク足は直前の4時間の取引の様子を示しています。

時間足の選択方法
画面上部のツールバーに「時間足」メニューがあり、ここからオプションを選択できます。
- ティック (1, 10, 100, 1000)
- 秒 (1, 5, 10, 15, 30, 45)
- 分 (1, 2, 3, 5, 10, 15, 30, 45)
- 時間 (1, 2, 3, 4)
- 日 (1日, 1週間, 1ヶ月, 3ヶ月, 6ヶ月, 12ヶ月)
- レンジ (1, 10, 100, 1000)

時間足設定の選択肢は幅広く用意されています。スキャルピングに適した時間足もあれば、デイ/スイングトレード向けの時間足、長期投資向けの週足・月足もあります。ご自身の戦略と目標に応じて、最適な時間足を選択してください。
時間足メニューはカスタマイズ可能です。基本となる時間足の一部を削除できます。削除するには、星アイコンの隣に現れるゴミ箱アイコンの削除ボタンを押してください。

時間足をお気に入りに追加するには、その右にある星アイコンを押してください。画面上部ツールバーにここで選択した時間足が表示されます。

カスタム時間足の設定方法
カスタム時間足(例:205分、82日、37週間など)はいつでも作成可能です。メニュー最上部の「カスタム時間足の追加…」を押してください。

また、チャートから直接、分単位で数値を入力することでカスタム時間足を簡単に設定できます。ここで設定可能な時間足は最大で1,440分(24時間)です。

時間足と取引時間
どの時間足を選択した場合でも、チャート上の右端に表示されているローソク足はその時間足を部分的にしか示していない場合があります。直近のローソク足がまだ完全には形成されていないため、その時点での取引活動に応じて外観が変化する可能性があります。一部の取引所(暗号資産の取引所など)では24時間365日取引可能なため、右端のローソク足は常に現在の価格を反映して更新されます。
取引所での取引が終了している場合、右端のローソク足は直近の取引時間で記録された最終価格を表します。例えば、METAの株式はナスダックで取引されており、同取引所は16:00に終了します。市場終了後は翌日の09:30に市場が再開するまで、チャートを閲覧する時間帯に関わらず、同じ時間足であれば常に同じローソク足が表示されます。
ローソク足が形成された日時を確認するには、チャート上でカーソルを移動させてください。下部にその日時が表示されます。例えば、選択中の時間足が45分で表示された日時が11:45であれば、そこに表示されている価格情報は、表示された日時に45分を加算した分、つまり11:45から12:30のものであることがわかります。
ただし、そのチャート上の最後のローソク足は、取引時間中の30分間しか表していないことに注意してください。最後から2番目のローソク足は15:30に終了しており、取引所は16:00に終了するためです。翌日になるとローソク足は再びそれぞれ45分間の取引を表示します。
ティックベースの時間足は固定された時間ブロックではなく、連続する価格ティックの数をカウントしています。
レンジを時間足として選択した場合、チャートタイプは「レンジ」に変更されます。「レンジバー」を使用して金融商品の価格変動を分析する方法、および市場のノイズを低減する方法については、上記リンク先のナレッジベースにガイドがあります。
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