レンジひと相場終了した感のある天然ガスですが、
CME先物の納会も無事通過で「さあ、これから」
といったところでしょうか。
取組高をみると反転上昇の兆しも見え、ETFの出来高も増加、
テクニカル的には200MAを挟んでの攻防です。
ここからどちらかに跳ねるとしたらウクライナ情勢が緊迫している
という点を考慮して上でしょう。
ただ、多方面で全面的な軍事衝突はないとの見方がコンセンサスであり、
価格もそのへんを織り込んでいるようです。
むしろひと騒動起こしたいのはウクライナ(政府)であり、
懸念すべきは「盧溝橋」的な偶発の演出、との見解も
ありましたが、何かあるとすればそこでしょう。
ロシアはUSドルを人質に取られており、アメリカも内政(もしくは政権内部)の混乱
や対中政策で手一杯という事を考えるならば、インフレ圧力による
ゆるやかな上昇というシナリオが妥当なような気もしますが、
大方3.5~4.5のレンジ内での推移であり、今のところは下げれば買うというスタンスが
理にかなっていると個人的は考えています。
資金(レバ)管理を徹底し、かつ時間に余裕があれば割とやりやすい環境ではないでしょうか。