トレンドラインを引いてみよう(9502)中部電力 週足
今、カルテルの問題で話題の中部電力のチャートを見てみようと思います。
チャートは週足なので、緩やかに推移している赤い線が200週EMAとなります。
チャートの左側は右肩下がりとなっていますので、下降トレンドがあったということが分かります。
その後は200週EMAが横這いに近い動きで価格が200週EMAを超えたり割ったりと、トレンドが無い状態が続いているのが分かります。
こういうトレンドが無い状態を「中間波動」と呼んでいますが、中間波動が続いている限りトレンドは発生しません。
逆に、中間波動が終わればトレンドが発生してきます。
ということは、中間波動の終わりを把握すればトレンドの初動を狙うことができるようになります。
では、どうやって初動を狙うのか?
そのヒントの一つがトレンドラインとなります。
今回、青い線でトレンドラインを2本引きました。
そうすると、下向きの鋭い三角形になっているというのが分かります。
高値と安値の幅が徐々に狭くなっています。
この上のトレンドラインと下のトレンドラインがくっつくまでに中間波動が終わるということがラインを引くことで見えてきます。
このチャートもそれなりに煮詰まってきています。
そろそろ、中間波動が終わりそうに見えます。
上下どちらかのトレンドラインを抜けたところが一つのサインとなります。
どちらに抜けるかに注目してみていきましょう。