日足チャートで複数の移動平均線が一つに収束したときには、大きなトレンド変換の予兆として解釈することができますが、四時間足チャートは、日足チャートよりは一足早く、トレンド変換の兆しを示してくれます。表示しているのは昨年の大統領選の投開票の頃から現在までの四時間足チャートですが、「トランプ相場」発生の前後のトレンド変換時にやはり移動平均線が収束しているのか確認することができます。現在(2017年2月3日)も、この四時間足チャートの移動平均線が一つに収束していることから、これから大きな下降トレンドが発生していくことが予想されます。
上昇にせよ下降にせよ、大きなトレンド発生の直前では、複数の移動平均足が収束します。大きなトレンド発生前の、移動平均線の収束は、日足や四時間足など、比較的長い時間足のチャートで確認することができます。
各時間足チャートで、移動平均線がどのように収束しまた拡散しているかに注意してトレンドを捉えるようにしています。四時間足チャートの移動平均線(5, 25,50,75 )が一点に収束していますが、大きな変動(今回は下落)が起きる予兆であると解釈しています。10円以上の価格変動の直前に、四時間足チャートの移動平均線が収束するという現象を、過去のチャート上に確認することができます。