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昨年から下落が続いていた上海総合株価指数(SSE)は1月末に底を打って強く反発しました。しかし、この反発は6月以降、下落に転じています。SSEの下落要因はいくつかあります。

  • 不動産市場の低迷: 不動産大手企業の債務問題や住宅価格の下落は、不動産市場全体の停滞を引き起こし、経済成長への懸念を高めています。
  • 内需の低迷: 消費支出や企業投資の回復が鈍く、内需が力強さを欠いています。ゼロコロナ政策の影響からの回復が遅れていることも影響しています。
  • デフレ圧力: 需要の低迷により、物価が下落傾向にあります。これは企業収益を圧迫し、経済全体の活力を低下させる可能性があります。


上記3点がその主な理由です。

しかし、テクニカル分析では、SSEの下落は一旦底を打つ可能性があります。

ADX(平均方向性指数)が警告レベルの40を超えて上昇しています。チャートはSSEの週足4本値で、下段はADXです。ADXのパラメータはここでは「7」に設定しています。

ADXが警告レベルの40を越えてくると、SSEはそれまでの流れが終わりを迎える可能性があります。特に、ADXがピークをつけてロールダウンしてきたところが終焉のサインとなっています。

今、ADXは40を超えて上昇を続けて、下降トレンドのモメンタムは加速しています。しかし、ADXがピークを付けてロールダウンし始めれば、下降トレンドは終わりを迎える可能性があります。

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