途屹控股は、香港証券取引所に上場している旅行サービス会社です。
事業は、パッケージツアー・日帰りツアー販売部門、ホテル運営部門、ビザ申請手続きサービス部門、FIT(個人旅行)商品販売部門、旅行関連商品の販売やサービスを提供するその他部門で構成されています。
【現ポジション】
現在のポジションは1.08HKDと、1.09HKDの【売上】
途屹控股の収益の大部分がパッケージツアー商品の販売から生み出されています。
事業は、中国本土と日本で展開しており、全体の売上の内、中国本土が83.8%、日本が16.2%と、中国本土が多くを占めています。
【バーゲンセール】
本銘柄は、コロナショックの影響でPBRをはじめとする様々な指標が急速に低下しました。
市場からは明らかに過小評価されており、財務の強さに対して解散価値評価が低すぎます。
今後安定的な時価総額の拡大が見込めます。現在、PER:36.5倍、PBRは4.3倍です。
一見PERが高そうに見えるでしょうが、他の業界はこの2倍以上の指標も少なくありません。
ここを見誤るとチャンスを逃します。
【中国本土のコロナ状況】
途屹控股は、自己資本比率も70.1%と高く、今回のコロナショックを乗り切れるだけでなく、
すでに中国本土内では旅行が再開されています。独自の情報源によると、多くの人がマスクをしておらず、通常の生活に戻っているということです。
さらには、昨今、香港市場が活況を呈しており、その背景に重複上場があります。香港に対する中国の新たな法の施行で、世間では資本家たちがシンガポールに逃げているなどの話を聞きます。しかし、その一方で、中国企業が次々と香港へ上場しています。その勢いは凄まじいです。
【重複上場のワケ】
中国企業が次々と香港市場へ重複上場する理由は、中国企業が香港市場へさらに力強い投資をするということだけではなく、米国が透明性の観点から中国企業を米国市場から上場廃止にし、追い出すという可能性が浮上したからです。それにより、中国企業は資金調達を、米国同様に英語の通じる香港でも行えるよう、上場をする計画を立てて実行しています。その影響で香港市場全体へ資金が流れ込み、メディアで報じられる法施行の悲観的な状況とは対照的な楽観的な相場へと変貌を遂げています。
建築やITを筆頭に、強気相場入りしており、コロナってなんだったんでしょう、といった雰囲気です。お祭りです。
【株式分析】
途屹控股は、3段階のターゲットプライスを基に観測をしていきます。
1st: 2.0-2.2HKD
2nd: 2.2-2.4HKD
3rd: 2.4-2.6HKD