ビットコイン(BTC)は下降トレンドラインを下に抜け”戻り売り”の形に、今後の価格はどうなるのか?-10月19日チャート分析

10月16日よりレンジ相場へ移行した仮想通貨ビットコイン(BTC)は、10月18日まで方向感の無い値動きを継続させてきました。しかし本日10月19日には、一度は上に抜けた9月上旬からの下降トレンドラインを再び下方向へ割り込む形をとります。トレンドラインに対して戻り売りをみせたビットコインの下落は一時大きなものとなり、10月16日以降のレンジ相場を下に抜ける形となりました。ビットコインのチャートを確認していきます。

一時下降トレンドラインを突破した仮想通貨ビットコイン(BTC)だったが、戻り売りとなりレンジ相場を下抜け
スナップショット
BTC/JPYの15分足チャートをみていきます。10月16日から18日までレジスタンスラインを73万円台、サポートラインを71万9千円台として方向感の無い値動きをみせてきたBTC、10月18日の日本時間12時台にはレンジ相場へ突入してから3度目のレジスタンスラインへの接触をみせます。

しかし今回もレジスタンスラインを突破することができなかったBTCは反落、反落後は一時下降トレンドラインをサポートラインにするような値動きも確認でき、ローソク足には長い下ヒゲを伴ったローソク足を複数形成しています。しかしBTCの売り圧力は強く、本日10月19日には下降トレンドラインを再び下に抜ける形となりました。

レンジ相場内で一度下降トレンドラインを突破していたBTCは、10月19日のトレンドライン下抜けにより、戻り売りという形をとりました。下降トレンドライン抜け後のBTCは一気に下落します。急落をみせたBTCは下値を71万円台まで更新することとなり、10月16日以降のレンジ相場を下に抜けた形となりました。

本日10月19日にレンジ相場を抜けたBTCは再び下降トレンドラインに上昇を抑えられたチャートを形成しています。本日確認できた急落以降のBTCは上値を下降トレンドラインに沿って切り下げていますが、対する下値も徐々に切り上げた形をみせています。短期チャートにて対称型のペナントパターンを形成しつつあるBTCは近々もう一度大きな動きをみせる可能性があります。

現在のチャートからは上値を9月上旬からの下降トレンドラインで抑えられている形となっており、下値に対して動きにくい状況といえるでしょう。仮にトレンドライン突破後は10月16日から18日までのチャネルラインに戻れるかどうか注目します。またチャネルライン侵入後にすぐに弾き返されないか注意しましょう。

BTCは現在新たなチャネルライン内での動きをみせています。今後下方向へ動き出す場合、チャネルラインの下弦にあたる71万1千円台で支えられるか注目しましょう。チャネルラインを割る動きをみせた場合、BTCは更に大きな急落をみせる可能性が高まることになります。

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