改めて2020年3月から今日までの4年間の円の動きを見てみると随分と円安が進行したと感心させられます。
一体円はどこまで売られるのか?直近の動きを見ても青天井に感じますよね。
FXCMのチャートでは1970年代からの長期チャートが見ることができますが、その当時はブレトンウッズ体制が崩壊して、固定相場制から変動相場制へ円が移行した時期からのチャートが表示されてます。
波動を読むとはその全体像から現在地を知るナビゲーションのようなものと認識してますが、より、過去から現在、そして近い未来を予測する上で、ドル円なら、その合成通貨のクロス円も同時で見てあげることで、それ単体で見るよりも予測の精度が向上することがあります。
今回、ドル円とクロス円からは、カナダ円を比較してどのような動きの相違があるのか、波動の観点から見てみます。
別にどのクロス円でも良いのですが、比較的カナダ円が他のクロス円ペアより比較しやすかったので、選びました。
コロナ安値から現在までの波動は以下の通りです。
ドル円 インパルスの5波動
カナダ円 ダブルジグザグ(WXY) ジグザグが2つ合わさった、複合系。
波動の種類は違えど、二つ並べると、ポイントとなる節目では近い時期に頂点をつけたり、又転換したりとタイミングが似ていますし、波形自体も当然ですが、同じような流れになってます。
どちらのペアも同じくコロナ安値からの一連の波動のゴールが近い可能性があると分析できますが、特に2023年夏頃から直近の動きは波形がほぼ同じ動きになってます。
それぞれ、波動が違うものなので、ナンバリングは別のものとなりますが、直近の波形から、
カナダ円なら、二つ目のジグザグ、Ⓨ- (C) - 5波動目の動きで最高値を更新する動き
ドル円なら、インパルスの ⑤ - 5波動目で同じく高値更新
そんな風にも読み取ることができますね。
もちろん、100%正解がないのは他のテクニカル同様なので、波動がまた別なものと判断されれば、その都度変更していくものですが、他のクロス円の波動も同様にみていくことで、単体で見るよりは精度は上がります。例えば、スイスクロスペアなら、ドルスイスと比較したりと。また波動の分析が間違っていた場合でもいち早く軌道修正がしやすくなるメリットはあります。
どんなに正確に波動を分析しても必ず間違えるものですが、その精度を上げるのにチャートを比較することによりより良いトレードの優位性が向上するものと考えてます。
私自身、波動は直接エントリー根拠としては使用してなく、他のテクニカルと組み合わせて分析してますが、現在地を知るナビとして少しばかりの塩胡椒としては大変役に立ってます。
細かい作業なのでなかなかどうして難解ですが、リラックスして、気の利いた音楽でも聴きながら、パズルのような気楽な感覚でみるとなかなか興味深いオカルトですよw
それでは良い週末をお過ごしくださいませ。