イーサリアム(ETH)は遂に大きな値動きをみせている、今後の価格はどうなるのか?-11月9日チャート分析

10月20日以降、持ち合い相場が長く続いていた仮想通貨イーサリアム(ETH)は11月4日に大陽線を形成しました。イーサリアムはその後も上昇の値動きが続きます。11月7日まで価格を伸ばしたイーサリアムは今後も上昇の動きをみせることができるのでしょうか?チャートを確認していきます。

仮想通貨イーサリアム(ETH)は大きく価格を伸ばすも一目均衡表の雲に抑えられる
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ETH/BTCの日足チャートをみていきます。11月2日に9月22日以降の下降トレンドラインを上昇へ抜けたETH、トレンドライン突破直後はしばらく大きな動きをみせませんでしたが、11月4日には遂に大陽線を形成します。その後も上昇の動きを継続させたETHは11月7日には上値を0.034BTC台まで更新しました。10月12日以降の上値を大きく更新させたETHはその後一時的な反落をみせており、現在は0.032BTC台近辺での値動きをみせています。

11月4日より価格を大きく上昇させたETHは30日移動平均線を上抜け、少しずつ強気相場へ切り替わっていることがわかります。しかし一目均衡表を視点に加えた場合、11月7日までの上昇は一目均衡表の雲に抑えられた形として捉えられます。今後下に移動していく一目均衡表の雲の反発に注意しましょう。

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次にETH/BTCの2時間足チャートをみていきます。11月7日に上値を0.034BTC台までつけたETHはその後緩やかな反落をみせています。11月8日以降の値動きでは0.0328BTC台から0.0327BTC台をサポートラインとした値動きをみせています。対するETHの上値は11月7日より緩やかに切り下げており、下降型のペナントパターンを形成していることになります。

下降型のペナントパターンを形成しているETH、収束点は明日11月10日から11月11日ということになります。大きな値動きをみせる可能性が高まっているETHは今後ラインを割る動きに注意しましょう。ペナントパターン中のETHローソク足は上ヒゲ・下ヒゲ共に形成しており、どちらにも傾く可能性が十分にあります。日足チャートの要素を含めるとローソク足直上に一目均衡表の雲が存在することにより、上昇への動きは重たくなっている状況ということを頭に入れておきましょう。

一時的に上昇する動きがみられた場合も、すぐに売り圧力が加えられ、上ヒゲのみを残す形となるパターンも十分に考えられます。しかし現在全体的に上昇傾向となっている仮想通貨市場にとってそのまま大きく上昇する可能性も十分に有り得ます。基本は放たれた方に注文する方が良い状況と言えます。
Chart PatternsTrend Analysis

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