【動く根拠と時期】
今週のユーロドルはレンジでまだ大きな動きが出ていませんが、チャートの形を見ると上値は抑えられ下値が切り上がって来ており、三角保ち合いの形になっています。
そして、今週末は月末でもあり動くには格好の時期であると考えます。本日は米GDP、明日は独・仏のCPIとユーロとドルの動きのきっかけになりそうな指標の発表もあります。
【ユーロ↑】
ドルストレートでは、ポンド・オージー・キウイは分かりやすい上向きトレンドになっていますが、ユーロはそれらと比べると極めて弱い状態です。
ユーロはポンド・オージー・キウイに対して大きく下げているので、そろそろ巻き返しが来るのではないか、と思っています (オージーは原油価格に左右されますが)。
【ドル↓】
「そろそろ巻き返し」という意味ではドル高の巻き返しが来るとも言えなくもないのですが、低金利政策によるドル安の流れはまだ続いていると考えます。
ドルインデックスを見ると、今週耐えている90のレジスタンスラインがそろそろ崩れそうです。ここは今年に入ってからずっと意識されているラインなので、下に越えるとさらにドル売りが加速するでしょう。
【逆行リスク】
上記から、ユーロドルは今日・明日どちらかで上昇することを予想しますが、実際には月末のフローはどちらに流れるかわかりません。
米長期金利も現在少し戻しているものの1.4を再度超えていく可能性もあり、ドル高になっていないことに違和感もあります。金利上昇・株価上昇でリスクオンのドル売りという流れに今はなっているとも言えますが。
【ポジション取り】
どちらにしてもユーロドルは三角保ち合いからのブレイクが発生すると考えます。
上であればそのまま付いて行く、下であれば、日足のトレンドラインから100日移動平均線(1.2000から1.2050あたり)を目安に押し目のロングを入れる予定です。